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砂を吐くの意味とは?語源と使い方を併せて解説

(公開日: 2022年12月8日)

砂を吐くの意味

砂を吐くとは、漫画やゲーム、アニメなどの作品において、キャラクター同士の甘々なラブシーンを見せられたり、実際にそんなこと言わないだろう気障な台詞を吐かれた時などに抱く、なんともいたたまれない形容し難い恥ずかしさを比喩表現として表した言葉という意味です。

また砂を吐くは、その言葉を短縮して「砂吐き」と称されることもあります。

砂を吐くはこちらの一覧にも収録されています。

砂を吐くの語源

この言葉は最初から砂とされていた訳ではなく、元々は「驚く位、甘々なシーンや台詞」に対して、それをそのまま「砂糖を吐く」という言葉で表現されておりました。

しかし、それがいつの頃からか砂糖が転じて「砂を吐く」となり、そのまま定着しました。

そこから何故「砂」に転じたのかは諸説ありますが、最も有力とされているものはオタク特有の言葉遊びから転じたとされる説です。

これは「砂糖を吐く」という文字列から、言葉の意味になぞらえて砂糖=糖分(つまりは糖と言う文字)を吐き(抜き)出し、残った文字列が「砂を吐く」となったので、それをそのまま砂糖を吐くほど甘い状況に出くわした際の比喩として使用された、というものです。

しかしながらこの説には明確な根拠や出典元がなく、あくまでも数ある説のひとつとされているので砂を吐くの語源は一般的には発祥不明とされています。

砂を吐くの類語

○萌える

萌えるとは、特定のキャラクターに対して強い愛着心や情熱を持つことです。

萌えるという言葉はアニメゲームといった2次元のものだけでなく、アイドルなど実在する人間に対しても広く用いられます。


また、その萌えるとされる対象が持つ特徴の中で、特に自身に突き刺さるポイントのことを「萌え要素」と表すこともあります。

更にこの萌えは人物だけでなく、特定のシチュエーションをなどにも使われることがあります。

例えば壁ドンや顎クイなど、そういった興奮するシチュエーションに対しては「萌えシチュ」という言葉を使用します。

この萌えるという言葉ですが、かつては2次元やアイドルといったサブカルチャーの世界で使用されていた限定的な言葉でした。

しかし2004年に公開された映画「電車男」のヒットにより、世間一般にも広く知られることとなりました。

映画がヒットした結果、この言葉は同年のユーキャン流行語大賞にノミネートされ、翌2005年には同大賞の上位10作品に選ばれております。

上記の経緯もあり、今や萌えるという言葉はオタクが使用する言葉の象徴として世間に認知、定着しました。

床を舐める

床を舐めるとは、なにかを見たり聴いたりした際に気分が昂りすぎて膝が崩れ落ち、そのまま床と一体化してしまい動けなくなる状況のことをさす言葉です。

「床になる」や「五体投地」とも言われます。

この床を舐めている状況はライブなどのリアルイベントへ実際に足を運んだ際、しばしば見掛ける光景です。

キレそう

キレそうとは、好きな作品や推しているカップリング、キャラクターの言動やそのストーリー展開があまりにも良すぎた結果、感情が昂り過ぎて怒っている時に似たような興奮具合に達した際に用いられる言葉です。

「キレる」ともいいます。

このキレそう、キレるという以外にも、興奮が一定のレベルまで達した時に用いられる言葉としては「召された」や「死ぬ」などが挙げられ、その感情の高まり具合は多種多様な言葉で表されます。

砂を吐くの使い方

砂を吐くとは、ものすごく甘いシーンや台詞を見たり聞いたりした際に抱いた感情を表すために使用される比喩としての言葉です。

それを踏まえた上で使い方の例文をいくつか紹介します。

  • 「このシーンの甘さ、砂吐くわ」

  • 「推しが甘イチャしてて砂吐いた」

  • 「序盤はそんなでもなかったけど後半が砂を吐くほど甘い」