無双の意味とは？

無双の意味

最近インターネット上で「無双状態になる」「無双する」という言葉をよく見かけます。

インターネット上で使われる「無双」とは、「ある事象が連続して起こること」を意味します。

同じ芸人が何度も視聴者の笑いを誘ったりする場合は「○○(芸人の名前)無双」というような表し方をします。

他にもゲーム上での「無双」は一人でたくさんの敵を倒すことや暴れまわることを意味します。

無双の由来

元々「無双」とは、他に肩を並べるものがないほど優れているという意味です。

無双という言葉は中国の秦時代の武将であった「韓信(かんしん)」という人物に対して使われたのが始まりです。

彼のことを「韓信は他の将軍とは違い、国士無双である」と表現したことから、前述した意味として使われるようになったのです。

そこから派生し、「独壇場である状態」「ひとり勝ちしている状態」を表すインターネット用語になったと言われています。

また、ゲーム上での「無双」は「真・三國無双」というゲームがきっかけとなって使われるようになった言葉です。

「真・三國無双」はキャラクターが敵をどんどん倒していく爽快感を味わうことのできるゲームです。

このことから「一人でたくさんの敵を倒す」という意味として使用されるようになりました。

「真・三國無双」のように敵をどんどん倒していくアクションゲームを総じて「無双」と呼ぶこともあります。

無双の類義語

無双の類義語として、「無比」という言葉があります。無双と同じで「他に比べるものがないほど優れている」という意味です。

「無比」は名詞や形容詞の互換につけて使用されることがほとんどです。

また、「無類」という言葉も類義語に当てはまります。「他に比べるものがない」という意味です。「無類の動物好き」というように使用します。

無双の英語表記

無双を英語表記にすると、"have no equal in the world (天下無双である)" となります。

have no equalは「等しいものがない」という意味です。

天下無双は他にも "be unique in the world" という表現も可能です。uniqueには「独創的な」という意味があります。

無双を使った四字熟語

次に、無相という言葉を使った四字熟語にはどんなものがあるのか見てみましょう。

四字熟語1.国士無双

「国士」とは、「その国の中で一番優れた人物」という意味です。

国の中にその人物に匹敵するような優れた人がいない状態を「国士無双」と表します。

そこから派生して、麻雀において特殊なアガリの方法を「国士無双」と呼んでいます。

四字熟語2. 古今無双

「古今」とは、「昔から今まで」という意味です。

昔から今まで全て見ても、並ぶものがないほど素晴らしいことを「古今無双」と言います。

四字熟語3.忠勇無双

とても忠義心が強くて勇敢な様子を「忠勇無双」と言います。

また、そのような人物を総じて「忠勇無双」と表現することもあります。

無双の使用例

最後に「無双」という言葉の具体的な使用例をご紹介します。

使用例1.『バラエティ番組で〇〇が無双状態だ。』

バラエティ番組やお笑い番組などで一人の人物の発言が何度もウケたり、どんどん論破して独壇場となったりした際に使用する例です。

また、どのチャンネルでも同じタレントを見かけたり、多くの番組で同じタレントを見かけたりする際にも「○○無双」という言い方をします。

使用例2.『明日は推しのCD発売日だから無双状態で仕事頑張る！』

この場合の「無双状態」とは、好きな歌手のCD発売日を楽しみに無心で仕事をどんどん頑張れるという意味です。

推し活のために頑張って仕事をしているという人は結構多いはず。楽しみがあると辛い仕事も頑張ることができますね。

使用例3.『彼女の営業スキルは天下無双だ。』

こちらはビジネスで使用する例です。営業スキルが誰とも比べようがないほど優れているという意味です。

このようにビジネススキル等においても「無双」という言葉を使用することができます。