漢数字一覧。算用数字との使い分け方や表記ルールについても解説
漢数字とは
漢数字とは、数を表すために用いる漢字のことで中国から伝来しました。たとえば、一・二・三・四・五のようなものです。
壱・弐・参と書く場合がありますがこちらは漢数字の中でも「大字」というもので、金額などの改ざんを防ぐために用いられます。
漢数字と算用数字の違いや使い分け方は?
算用数字とは筆算に用いる数字のことで、アラビア数字とも呼ばれています。
漢数字と算用数字についてはその使い分け方に悩んでしまいがち。ここで簡単に確認しておきましょう。
横書きの場合は算用数字を、縦書きの場合は漢数字を使う。
他の数字を当てはめても語句が成り立つ場合は算用数字を使う。成り立たない場合は漢数字を使う。
(例:「1冊の本を買った」は算用数字が使えるが、「一戸建ての家に住んでいる」は他の数字に置き換えられないため漢数字を使う)
数量・順序は算用数字を使う。「一番」「一人前」「七福神」など、語句を形成している要素である場合は漢数字を使う。
ことわざ・慣用句・熟語内・固有名詞・地名では漢数字を使う。
4桁の数字までは算用数字を使う。それ以上の桁数になるばあいは漢数字も併せて使う。
漢数字の表記ルール
漢数字・算用数字の基本的な使い分け方については上記で解説しましたが、ここでは漢数字のより細かな表記ルールについてご紹介します。
日付を書く場合は「十」は使えるが、住所を書く場合は「十」「百」などは使わない。
(例:住所で10と書く場合は「一〇」と書く)
「ひとつひとつ」「ひとりひとり」のように同じ数を繰り返す場合、「一つ一つ」「一人一人」のように表記しても問題ないが、読みやすさという観点から「一つひとつ」「一人ひとり」のように表記する。
日本では日にちを読む際に「ついたち」「ふつか」「みっか」「よっか」「いつか」のように読むが、このように日本古来の読み方をする際には「一日」「二日」「三日」「四日」「五日」と漢数字を使う。
漢数字の一覧
1 | 一 |
---|---|
2 | 二 |
3 | 三 |
4 | 四 |
5 | 五 |
6 | 六 |
7 | 七 |
8 | 八 |
9 | 九 |
10 | 十/一〇 |
11 | 十一/一一 |
12 | 十二/一二 |
13 | 十三/一三 |
14 | 十四/一四 |
15 | 十五/一五 |
16 | 十六/一六 |
17 | 十七/一七 |
18 | 十八/一八 |
19 | 十九/一九 |
20 | 二十/二〇 |
100 | 百/一〇〇 |
1000 | 千/一〇〇〇 |
10000 | 万 |