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厳か(おごそか)とは?意味・読み方・類語・使い方や例文を紹介

(公開日: 2022年3月9日)

「厳か」という漢字、日常生活を送る上でもたまに目にしますが皆さんは読めましたか?

「厳しい」という言葉などにも使われている漢字であるため、推測で何となくの意味が把握できてしまい、読み方まで意識したことがなかったという方も多いのではないでしょうか。

確かに意味は推測できてしまいますが、漢字の世界というのはとても奥が深いので、きちんと意味を知っておくととても面白いものです。

ここでは「厳か」の読み方・意味・使い方などをご紹介していくので、「厳か」についてマスターしてくださいね。

厳かの読み方

「厳か」は「おごそか」と読みます。

「厳」という漢字は日常的に見聞きすることの多い漢字の一つで、「厳格」「厳重注意」などの言葉だけでなく、広島県にある「厳島神社」の名前にも使われています。

ゲン・ゴン・きびしい・おごそか・いかめしいなど様々な読み方をする漢字でもあるので、送り仮名まできちんと確認した上で読み方を判断するようにしましょう。

厳かの読み方の理解率

厳かの読み方の理解率は95.1%です。

<理解率の調査概要>

厳かの意味とは?

「厳か」は、辞書では「重々しいさま」「威厳があるさま」「礼儀正しく近寄りがたいさま」といった意味で解説されています。

自然と背筋が伸びるような真面目な雰囲気や、重々しく張り詰めた空気に使われる言葉です。

元々この「厳」という漢字は「嚴」の略字でがんだれの上に「口」が二つ並んでおり、これは「物事の辻褄をきちんと合わせること」「物事の筋道を立てること」を表しています。

「厳」という漢字の成り立ちからも、「厳か」という言葉には重々しい意味が込められていることが分かりますね。

厳かの類語

「厳か」の類語として、「尊厳」「威風堂々」「謹厳」などが挙げられます。

「尊厳」は「厳かで気高く威厳があること」を、「威風堂々」は「態度・雰囲気に威厳が漂っていて立派な様子」を、「謹厳」は「慎み深く真面目なこと」をそれぞれ意味します。

「厳」の漢字が使われている言葉も多く、「厳か」に近しい意味合いを持っていることが分かりますね。

それぞれ「自己の尊厳」「威風堂々とした振舞い」「謹厳実直な性格」などのように使うことができるので、「厳か」と一緒に意味・使い方を押さえておきましょう。

厳かの使い方

「厳か」が軽々しい意味合いの言葉ではないことは分かりましたが、実際にはどのような場面で使うのが正しいのでしょうか。

3つの例文から使い方をマスターしましょう。

【使い方1】厳かな空気が漂う立派な神社だ

この例文の中では、「厳か」は「風格があり近寄りがたい空気が漂っている」という意味で使われています。

神社や寺院などの神聖な雰囲気を表現する際によく使われる「厳か」という言葉ですが、「厳か」を使うことにより「来るものを圧倒するような雰囲気」「参拝することができて有難い」というニュアンスも表現できます。

神社仏閣を参拝した際には、積極的に使ってみても良いかもしれませんね。

【使い方2】彼は厳かに話し始めた

この例文での「厳か」は「重々しく張り詰めた雰囲気」を意味しています。

「厳か」は物やシチュエーションだけでなくこのように話し方を形容するときにも使うことができ、今回の例文では緊張感が漂うような静かな雰囲気が表現されていますね。

何か重大なことを伝えようとしている時にぴったりの表現なので、知っておくと便利かもしれません。

【使い方3】厳かな雰囲気の結婚式だった

この例文では、「威厳正しく風格がある雰囲気」という意味で「厳か」が使われています。この場合、伝統的な神前式や神聖な雰囲気に包まれた教会などで、静かに執り行われる結婚式などを想像することができます。

招待される側も礼儀を正さなければならないような、そんな格式高い雰囲気を感じさせる場面で使うことができます。

厳かな雰囲気のパワースポット

最近では神社仏閣巡りや御朱印集めをはじめ、パワースポットの人気が高まっていますよね。

テレビでも特集が組まれるなど、人々の注目を集めていることが分かります。

厳かという言葉のイメージを持ってもらうために、ここでは「厳かな雰囲気を醸し出すパワースポット」をご紹介します。

実際に足を運んでみるのはもちろん、写真などからもパワーを得ましょう。

【パワースポット1】出雲大社

出雲大社は日本最古の歴史書「古事記」にその創建について記されている、歴史ある神社です。

「因幡の白兎」を救ったとする逸話でも有名な大国主大神が祀られており、多くの女神と結婚し出雲王朝を繁栄させたことから、現在も縁結びの神様として親しまれています。

高さ24メートルにも及ぶ御本殿は昭和27年に国宝にも指定されました。

出雲観光協会が運営するWEBサイト「出雲観光ガイド」では、出雲大社の参拝ルートや境内のスポットなども紹介されているので、出雲大社の長い歴史に浸り運気をアップさせてくださいね。

【パワースポット2】厳島神社

まるで海に浮かんでいるかのようにも見える厳島神社。修学旅行の時に参拝したという方も多いのではないでしょうか。

厳島神社は日本独自の宗教「神道」の施設であることや海の上に立地していることなどの理由から平成8年に世界文化遺産に登録され、国宝や重要文化財に指定されている建造物も複数所有しています。

その美しさゆえに海外の方からの人気も高いことは言わずもがなで、縁結びや厄除けのなどのご利益にあずかることができます。

広島県に観光に行った際にはぜひ足を運んでみてくださいね。

【パワースポット3】屋久島

鹿児島県にある豊かな自然に溢れる屋久島。その荘厳で神秘的な世界を植物・動物学者たちは「人類の至宝」と評価しています。

スタジオジブリ作品「もののけ姫」の舞台になったことでも有名ですよね。

樹齢7000年以上とも言われる縄文杉や沢を流れる水、苔のむす大きな岩などからは本当に神様に出会うことが出来そうな雰囲気が漂っており、自然からパワーを得ることができます。

何かと心身共に疲れやすい現代。たまには喧騒から離れ壮大な自然の中で、心を浄化してみてはいかがでしょうか。

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