煎茶(せんちゃ)とは?意味・読み方・漢字の由来
煎茶という漢字を読むことができましたか?
たまに目にする言葉ですが、普段使うことも少ないので意外と難しいかもしれませんね。
ここではその煎茶の意味や漢字の由来を紹介していきます。
煎茶の読み方
煎茶は「せんちゃ」と読みます。
お茶好きの人にとっては、普段から聞きなれた言葉かもしれませんね。
煎茶の読み方の理解率
煎茶の読み方の理解率は93.7%です。
<理解率の調査概要>
項目 | 概要 |
---|---|
調査期間 | 2021年3月29日~現在 |
有効回答数 | 2284人 |
調査方法 | クイズキャッスル上での解答 |
調査URL |
煎茶の意味とは?
煎茶とは、辞書によると「煎(せん)じ出して飲む茶。特に、玉露(ぎょくろ)・番茶に対して、中級の葉茶。」とされています。
煎茶は緑茶の一つで、日本で作られる茶葉の約80%は煎茶として飲まれていると言われるほど、日本茶の中でも代表的なお茶です。
私たちが普段飲んでる緑茶も、実は煎茶と呼ばれるものが多いのです。
煎茶は山吹色の澄んだ綺麗な色をしていて、爽やかな香りを楽しむことができます。
旨みや渋み、程よい苦みもあるのでバランス良く飲みやすいお茶です。
また、煎茶は摘み取った茶葉を蒸して揉んで乾燥させて作られます。
製法や産地、品種によっても風味や味わいが全く異なるため、様々なシーンに合わせて楽しむことができるお茶なのです。
深蒸し茶
煎茶の中には、深蒸し茶と呼ばれるものがあります。
深蒸し茶は、普通の煎茶の倍の時間茶葉を蒸して作るため、見た目も普通の煎茶とは異なり、少し粉っぽく細かい茶葉が多くなります。
茶葉を長時間蒸していることもあり、お茶の色が濃く出ますし、渋みが抑えられてまろやかなコクがあるのが特徴です。
また普通の煎茶では茶葉に残ってしまう栄養素も多いのですが、深蒸し茶は茶葉が細かいこともあり、通常よりも体に良い成分を豊富に摂ることができます。
漢字の由来
煎茶は文字通り、「煎じる茶」という意味があることから「煎茶」と呼ばれるようになりました。
お茶の歴史は意外にも古く、平安時代に中国から持ち込まれ栽培したのが起源だとされています。
しかし、一般家庭に煎茶が普及したのは大正時代から昭和前期頃でした。
当時、今のように急須でお茶を淹れられるほど手軽なものではなく、茶葉をお湯で煮出すことによってお茶の成分を摘出していたのです。
このことから、煎じて飲むお茶=煎茶と呼ばれるようになりました。
ここまで読み進めた人におさらい!この漢字の読み方は?