古参の意味とは?
古参の意味
古参とは、長期に渡って同じアイドル・芸能人やアニメ・漫画などの作品のファンのことを意味する言葉で、読み方は「こさん」です。
古参に対して、ファンになったばかりの人のことは新規と呼ぶことがほとんどです。
若者言葉の一覧にも収録されています。
古参の語源・由来
古参とは元々昔からその職種や地位に就いていることを意味する言葉でしたが、それが現在の意味合いでの「古参」の由来になったと言われています。
古くからその分野に精通し経験を積んでいるという意味が転じ、対象となる人や物が世間に知れ渡る前からファンである人のことを意味するようになりました。
古参と古株の違いは?
古参と古株の元々の意味の違いを辞書で調べると以下の通りです。
古参:古くから仕えていること、随分前からその職に就いていること
古株:以前からその社会や集団に所属していること
若者の間では古参も古株も似た意味合いで使われることがほとんどですが、元々の意味合いには若干の違いがあることが分かります。
またそれぞれの言葉の語源は、古参は「古くから参上していること」、古株は「木の古い株」なので併せて覚えておきましょう。
古株について詳しくはこちら
古参ファンは怖い?
ファンの中には、ファン歴が長いというだけでマウントをとる古参ファンというのが一定数存在します。
そのように古参であることを周囲に知らしめることを「古参アピ」「古参マウント」と言いますが、この行為が新規ファンの獲得を阻む原因の一つになっているとされています。
当たり前のことですが、古参のファンと比べると新規のファンは応援してきた年数、かけてきたお金の総額、知識量などがどれも浅いものです。
しかしそれに対して「自分の方がファン歴が長い」「もっと勉強したほうが良い」などのようにマウントをとる古参が存在するため、新規ファンからは「怖い」「あまり関わりたくない」という声が上がります。
古参であれ新規であれ同じ人や物を好きで応援している気持ちは同じです。
「新しいファンがどんどん増えていくからこそさらに活躍することができる」のように認識を変え寛大な心を持てば、このような争いも少なくなるかもしれません。
新規が古参を羨ましいと思う理由
古参を怖いと思うファンがいる反面、羨ましいと感じている新規も存在します。
羨ましいと思ってしまう理由にはいかのようなものがあります。
昔の推しのことを知っているから
推しの活躍をずっと応援してきているから
昔のDVDやグッズをリアルタイムで買っているから
自分が行くことのできなかったコンサートやイベントに行っているから
知識量の差がすごいから
グッズやコンサートなど付随するものが原因で古参を羨ましく思う新規も多いようですが、自分が現在応援しているアイドル・芸能人のことを昔から知っているということに羨望の眼差しを送る人も少なくありません。
活動を始めたその頃までタイムスリップして活躍している姿を見たいとどれだけ願っても叶いませんが、これからも応援を続けることで活躍を後押しすることができるでしょう。
いつからが古参?
古参かどうかは歌舞伎や宝塚、ジャニーズなど、分野ごとに違います。
その応援している人や物がどれだけの期間活動してきたかにもよるので、それぞれのコミュニティで「この時期から応援している人は古参」「応援し始めて〇年の人はまだ新規」などの線引きがされているようです。
特に線引きがないコミュニティの場合は、「応援し始めて5年経ったから新規ではない」「10年以上応援しているから古参」など、自身が応援してきた年数に応じて判断していることが多いです。
古参を使った例文
ここからは、古参を使った具体的な例文をいくつかご紹介していきます。
例文1.『古参だからと言ってマウントをとるのは良くない。』
長い間応援してきたファンはとても有難いものですが、だからと言ってマウントをとるのはあまり良い行動とは言えません。
古参・新規一丸となって応援することができるよう、ある程度気持ちに折り合いをつける必要があるでしょう。
例文2.『古参からしても、今回の新曲はとても良いと思う。』
この例文のように「古参からしても」といったフレーズは、SNSなどでよく見かけます。
古参視点の意見を聞くことができるので、貴重かもしれません。