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オーラスの意味とは?

(公開日: 2022年7月20日)
目次

オーラスの意味

オーラスとはコンサートやイベントの最後の日、つまり最終公演を意味する言葉です。

以前は主にジャニーズファンの間で使用されていましたが、最近ではアイドルファン全般、K-POPファンなどの間で広く使用されている言葉です。

オーラスの由来と語源

オーラスは和製英語の「All last」を短くした言葉です。

All lastには「全ての終わり」のことで、そこから「コンサートやイベントの最終日」という意味になっていったと言われています。

誰が最初に使い始めたかははっきりしていませんが、2009年ごろにはすでにインターネット上に「オーラス」という言葉を使った書き込みが見られました。

オーラスは特別な日?

ファンにとってもアーティストにとっても、オーラスは特別な日です。

特に多くの場所を周り、長い時間をかけたツアーのオーラスは感動の最高潮と言ってもよいでしょう。

オーラスではいつもと違う演出を見ることができたり、次回に繋がる重大な発表があったり、アンコール曲が多かったりします。

オーラスを狙ってチケットを取りたいファンが多いため、オーラスのチケットは競争率が高くなる傾向にあります。

オーラスの類義語

次に、オーラスの類義語についてご紹介していきます。

類義語①千秋楽

千秋楽とは、オーラスと同じように「公演の最後の日」を意味する言葉です。

もともとは江戸時代、相撲や歌舞伎の最終公演に対して使用されていた言葉です。

「オーラス」がコンサートやイベントに使われるのに対して、「千秋楽」は主に相撲や舞台などに使用されます。

千秋楽を略して「楽日(らくび)」と言うこともあります。千秋楽もオーラスと同様、特別な日です。

舞台などでは演出家がステージに上がって挨拶をしたり、カーテンコールの回数が多かったりします。

最近では千秋楽の様子を配信することも増えてきました。

詳しくはこちら

類義語②グランドフィナーレ

グランドフィナーレはスポーツ用語としてよく耳にする言葉です。

「最終局面」という意味があり、試合において一番盛り上がる場面と考えてよいでしょう。

グランドフィナーレのフィナーレはイタリア語で「最後の」という意味があります。

フィナーレを英語表記すると、「final (ファイナル)」となります。

オーラスのその他の意味

オーラスには「コンサートやイベントの最終日」の他にもいくつかの意味があります。

意味①麻雀用語のオーラス

オーラスは麻雀用語としてもよく知られている言葉です。

麻雀における「最終局」を表し、語源は同じく「All last」から来ています。

オーラスの前の局のことを「ラス前」、1位ではなかった人がオーラスで逆転してアガることを「まくり(まくる)」と言います。

意味②バイトでのオーラス

アルバイトでのオーラスとは、「オープン・ラスト」を略した言葉です。

つまり、「お店がオープンしてから閉店までずっと働く」という意味になります。

オーラスの使用例

最後に、オーラスの使用例についてご紹介します。

使用例①「オーラスのチケ取れるなんて夢みたい!」

オーラスのチケットはファンにとってとても貴重なものです。

倍率も高く、泣く泣く諦める人も多いのです。また、転売目的で購入し、定価の何倍もの値段で売る人もいます。

そんなオーラスのチケットが幸運にも取れた時に喜びを表す使用例です。

使用例②「今日はオーラスだからいつも以上にオシャレしてく。」

オーラスはファンもアーティストもいつも以上に気合が入ります。「これで最後だ」という思いがあるからです。

ファンが期待を込めていることをアーティストも分かっているので、いつも以上に張り切ったパフォーマンスをするのかもしれません。

使用例③「オーラス取れなかったから配信だな。」

コロナ禍になり、コンサートや舞台の様子を配信で見ることができる機会も増えてきました。

オーラスのチケットが取れなくても、配信で観るという方法を選べるようになったのです。

しかしやはり会場に行って同じ空気を感じたいと思う人が多いので、配信されるからと言ってオーラスのチケットの倍率が下がっているわけではないようです。

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