顔ファンの意味とは?
顔ファンの意味
顔ファンとはアイドルやアーティストの顔に惚れてファンになった人を意味する言葉です。
ファンになると「その人のことをもっと知りたい」と趣味やファッション、交友関係などにも興味を持ちます。
しかし「顔ファン」はその人の顔にしか興味を持たない傾向にあります。
顔ファンはアイドルファンに多いと言われてきましたが、最近ではお笑い芸人の顔ファンもいるようです。
顔ファンの特徴
次に、顔ファンと呼ばれる人たちにはどのような特徴があるのかをご紹介していきます
特徴①髪型やメイクなど、見た目が変わったら熱が冷める
顔ファンは「その人の顔が好きでファンになった人」です。
その人に対する最初のイメージを強く持っているので、髪型やメイクなどが自分のイメージ通りのものと変わってしまった瞬間に熱が冷める人もいます。
特徴②歌やコール&レスポンスなどを予習しない
顔ファンはコンサートに行く前に歌やコール&レスポンス、ダンスなどを予習しません。
「顔」を見に行きたいからです。曲やダンスにはそれほど関心がない人が多いです。
コンサート会場で一緒に口ずさんだり一緒に踊ったりせず、ずっと双眼鏡で一人だけを追いかけている人がいたら、その人は顔ファンかもしれません。
特徴③最初は顔ファンだったのにいつの間にか本気でのめり込む
誰かのファンになる理由として、「顔が好きだから」というのは実際かなり多いパターンです。
最初は顔ファンでも、応援しているうちにいつの間にか本気でのめり込んでしまうことがあります。
CDやグッズを集めたりイベントに出かけたりし、ファン友達も作ります。
「顔」以外に興味を持ち始めたら、「顔ファン」ではなく本格的なファンになったと言ってもよいのです。
顔ファンの類義語
顔ファンの類義語は主に2つあります。順に見ていきましょう。
類義語①にわかファン
にわかファンとは、ある時突然ファンになった人のことを意味します。
「にわかファン」は人に対してだけではなく、スポーツやアニメなど様々なものに使用することができます。
2019年に日本で行われたラグビーワールドカップをきっかけに、ラグビーのにわかファンが急増したことはよく知られています。
観客の焼く75%がもともとはラグビーに馴染みのない「にわかファン」であったというデータも出ています。
類義語②ワーキャーファン
ワーキャーファンはお笑い芸人に対して「ワー」「キャー」と興奮し騒ぐファンのことです。
「ネタが面白い」「ツッコミが好き」などお笑いに大切な要素が好きなのではなく、お笑い芸人の「顔」が好きでアイドルを目の前にしたときのように黄色い声を出すファンを意味します。
ワーキャーファンは生粋のお笑いファンに嫌悪感を抱かれることもあるようです。
みんなが盛り上がっている場所で一緒に声を出すのはよいですが、ネタを聞かなければいけない時にそのような行為はマナー違反と言えます。
顔ファンは嫌われる?
顔ファンを嫌う古参のファンや熱心なファンは多くいます。
その人の人間性など、顔以外のよいところを見ようとしないからです。
「ファン」と言いながらCDの発売日やその人の誕生日を知らない人もおり、熱心なファンには「本当にファンなの?」と思ってしまうのかもしれません。
空気を読まず顔以外の部分についてダメ出しをしたりする人もいるため、熱心なファンは「自分達とは違う」と距離を置いているようです。
顔ファンがルール違反というわけではありませんが、熱心なファンたちには疎まれる傾向にあります。
顔ファンの使用例
最後に顔ファンの使用例をご紹介していきます。
使用例①「メンバーの中ではAのガチファンだけど、Bの顔ファンでもある。」
あるグループが好きで、メンバーの中ではAさんの熱心なファンだとします。
しかし顔の好みとしてBさんが好きなので、Bさんの顔ファンを公言しているという場合の使用例です。
使用例②「髪切ったら冷めるなんて、ただの顔ファンだったんだな。」
好きだと言っていたアイドルが髪を切ったことをきっかけにファンをやめてしまった人に対する使用例です。
熱心なファンはたとえ髪型が変わろうとすっぴんであろうと「自分は変わらずファンだ」と思っているため、見た目が変わったことでファンをやめる人を「顔ファン」と認識する傾向にあります。