オキニの意味とは?
オキニの意味
オキニとはアイドル側から気に入られているファンのことを指す言葉で、主にジャニーズオタクの間で使用されるオタク用語です。
ファンの中にはそのタレントに認知されているファンとされていないファンに分かれており、「オキニ」は認知されているファンの中でも特に気に入られている人のことを指すのです。
オキニの中でも上位にいる人はジャニーズタレントと交流があるなどの噂もあり、オキニになるために様々な努力をするファンがいるほどです。
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オキニの語源と本来の意味
オキニは意味の通り「お気に入り」の略です。
「オキニ」という言葉自体は1990年代頃から使用されていたようですが、もともと「オキニ」は「自分がお気に入りのもの」という意味でした。
「オキニの靴(お気に入りの靴)」「オキニの場所(お気に入りの場所)」と言うように、自分が気に入っているものなら何にでも使用することができます。
ジャニーズ用語としていつから使用されるようになったのかははっきりと分かっていません。
また、ジャニーズタレントだけでなくその他のアイドルや歌手、芸能人などの「お気に入りのファン」と言う意味で使用することもできます。
オキニの対義語
オキニの対義語は「オキラ」です。
これはタレントに認知されているファンの中で「特に嫌われている」ファンのことです。
「オキラ」は執拗にタレントの追っかけをしたり、迷惑なほど手紙やプレゼントを送りつけたりと、悪い意味で目立ってしまうファンです。
オキラになるとファンレターを読んでもらえなかったり、ファンサービスをしてもらえなかったり、握手会で塩対応されることもあるようです。
中には「嫌われてもいいから認知されたい」と考える歪んだファンもいますが、その一心で周囲の迷惑になる行動に出ることは避けるべきです。
オキニになるメリット
それでは、オキニになるとどんなメリットがあるのかについて見ていきます。
メリット①コンサート中にファンサービスをもらえる
オキニはお金を積んででも良い席を確保する人が多いです。
「この人いつも最前列にいるな」と言う人がいれば、その人はオキニの可能性が高いです。
いつも前の方にいるので、自然とお手振りや目線などのファンサービスをもらえる機会が多くなります。
メリット②SNSなどでコメントを拾ってもらえる確率が高い
オキニは顔や名前を覚えてもらっているので、SNSにコメントした際に目につきやすい傾向にあります。
そのためコメントを拾ってもらえたり、時にはタレント本人から「いいね」が付くことも。
これは配信でのイベントでも同じことが言え、たくさん流れるコメントの中でも拾ってもらえる確率が高くなります。
メリット③握手会などで親密な会話ができる
オキニは何度もイベントに通う傾向にあるので、握手会などでタレントと触れ合う機会も多くなります。
中には前回の握手会でした会話を覚えてもらっいて、続きが話せたと言う人もいるようです。
オキニになるデメリット
オキニになることはいいことばかりではありません。オキニになるデメリットについて見ていきます。
デメリット①他のファンから嫉妬の対象になる
オキニになりたくてもなれない人はたくさんいます。
オキニとしてファン活動することは、オキニでない人たちから嫉妬されてしまうというデメリットがあります。
時には悪質な嫌がらせをされたり、ネット上に晒されたりと事件に発展してしまうこともあり、注意が必要です。
デメリット②お金がかかり、他のことに使えなくなる
推し活というのはとにかくお金がかかります。
何度もコンサートやイベントに通うための費用を捻出するのは大変です。
チケット代だけでなく、グッズ代や交通費などもかかります。
そのためたくさんのお金がかかってしまい、他のことに使えなくなるのがデメリットです。
また「せっかく推しに会いに行くのだから」とオシャレするための費用もかかります。
推しにお金を注ぎ込むあまり、食費を節約し不健康になったり友達付き合いが希薄になったりすることも考えられます。
デメリット③推しにリアルに恋してしまう
オキニはタレントと近い存在になり、実際に会ったり話したりする機会が多いです。
そのため「ファン」の域を超えてリアルに恋してしまうことがあります。
そんなタレントに恋愛報道や結婚報道が出たら大変です。
恋人やパートナーになった人に嫉妬し、ニュースの話題に一喜一憂し、何も手につかない状態になってしまいます。
オキニの使用例
最後に、オキニの具体的な使用例をご紹介していきます。
使用例①「オキニになるために常に努力を惜しまない。」
オキニになるために積極的に推し活したりおしゃれをしたりすることを惜しまない人は多くいます。
タレントの目に触れる機会を少しでも多くし、可愛くなって認知されたいと自分磨きをするのです。
使用例②「自分のことをオキニだと思っているが、それは勘違いだ。」
「自分はあのタレントのオキニだ」と思っていても、実は顔も名前も知られていなかったという例もあります。
完全に勘違いなのですが、「オキニだ」と思うことで自分の中の承認欲求を満たしているとも言えます。