キョロ充の意味とは?20個の特徴で具体的に解説
キョロ充の意味・元ネタとは?
「キョロ充」とは、現実での生活が充実している「リア充」に強い憧れを抱いて常に集団に所属している大学生のことを意味します。
周囲の目を気にしていつも友達や知り合いがいないかキョロキョロしていることに由来した言葉で、2013年頃からネット上で用いられるようになりました。
キョロ充の特徴
ここで、キョロ充の特徴について見ていきます。
特徴1.自分に自信が持てないため常に誰かと一緒にいようとする
キョロ充と呼ばれる人の多くは、自分に自信がない傾向にあります。「こんなことを言って嫌われてしまったらどうしよう」「浮いた行動をしてグループから外されたら」と色々なことを考えすぎた結果、自己主張をうまくできないこともしばしば。
そんなキョロ充の人は、自身のなさから常に誰かと一緒にいようとします。たとえ合わない相手であっても、一人でいるよりもマシだという思いがそうさせるのでしょう。
特徴2.人に嫌われるのが怖くて自分からアクションを起こすことができない
先の項目でも軽く触れましたが、キョロ充の人は自ら発言や行動を起こすのが苦手です。
何か自分からすることで、「仲間外れにされてしまうのでは」と周囲の目や評価がとても気になってしまいます。「嫌われてしまうかも」という意識が常に先行するため、結果的に自ら動くことができません。
特徴3.リア充のような服装をする
リア充の人が着ていることの多いファッションや流行のものを身に纏うのが、キョロ充の人の特徴の一つです。その服装が好きでしているのであれば問題ありませんが、キョロ充の人は「流行っているから」「友達が可愛いと言っていたから」という理由でファッションを決めることがあります。
どちらかというと没個性的ファッションが多いですが、リア充グループに属していることが多いため、結果的に周囲のリア充を模倣したような服装になりがちです。
【関連】リア充についてはこちらを参考に。
特徴4.ブランドのものを持ちたがる
「友達から一目置かれたい」「一目見てリア充だと思われたい」という思いから、ブランドものを持つことが多いようです。高いものに身を包んでいればそれだけ自身の価値も上がると考えている部分もあるため、学生が購入するには少々困難なものに手を出すことも。
そのブランドの商品が好きで買うのであれば良いですが、自身を良く見せるために持つのはあまり得策ではないかもしれません。
特徴5.自己主張をすることは悪いことだと無意識に思い込んでいる
自己主張をするとリア充な人に「生意気」「調子に乗っている」と思われるのではないかと感じているところがあるため、自分を押し殺している傾向があります。
リア充になりたいけれどなりきれない理由に、この心理が原因の一つとしてあると考えられます。
特徴6.SNSを常にチェックしていて、更新頻度が高い
リア充な友達との繋がりを何よりも大切にしているため、彼ら・彼女らの投稿にいち早く「いいね」を押したりコメントをしようと常にSNSをチェックしています。
自分自身も写真などを頻繁に投稿して同じ立ち位置にいようと努力をしていますが、無理をしているので疲れを感じることも。
特徴7.自分の好きなものが分からない
「リア充になりたい」「リア充と一緒にいたい」という思いから、好きでもないのにリア充っぽいものを常に取り入れているキョロ充。
そうしているうちにだんだんと自分の本当に好きなものが分からなくなってしまうため、何事においても浅い状態になります。
特徴8.周囲に受け入れてもらえなかった経験がある
過去に誰かからいじめられたり、仲良しだと思っていた人から仲間外れにされた経験をした可能性もあります。
そういった経験があるとそのままの自分を見てもらおうとするのではなく、相手と一緒にいるために自分を偽るようになることもしばしば起こります。
特徴9.いつも周囲の人の顔色を窺っている
常に周囲の人の顔色を窺い、機嫌を損ねないように細心の注意を払っているというのも特徴の一つ。
仲間外れにされることなく、あくまでもリア充の一員でいたいという気持ちがそうさせるのかもしれません。
特徴10.プライドが高い
自分に自信はない一方でプライドだけは高いということも。
「一人でいると思われたくない」「馬鹿にされたくない」という気持ちが、結果的にキョロ充に拍車をかけることになります。
特徴11.一人になりたくない気持ちが誰よりも強い
一人でいることを恥ずかしいことだと思い込んでいる節があるため、一人でいる自分を誰にも見られたくないと考えています。
たとえば一緒にランチをする人がいなければトイレの中で昼食をとるなど、一人になりたくないがゆえに極端な行動に走ることも珍しくありません。
特徴12.挙動不審
誰か知り合いがその場にいないかを常に探しているため、挙動不審な動きをしていることも少なくありません。
キョロキョロと辺りを見回しているこの様子から「キョロ充」という言葉が生まれたように、この特徴は如実に表れていると言えます。
特徴13.自分から積極的に友人関係を形成できない
どちらかと言えば人見知りなので、自分から友人関係を形成することは苦手分野としています。
知っている人同士であればわいわい盛り上がることができますが、知らない人がいると積極的に話しかけることはおろか、途端におとなしくなります。
特徴14.フットワークが軽い
友達に呼ばれたらいつ何時であってもその場に駆け付けるほどフットワークが軽いのも、キョロ充な人の特徴です。
知り合いを増やしたりもっと仲良くなりたい気持ちで向かいますが、人数合わせで呼ばれることも少なくありません。
特徴15.誘われるより誘う方が多い
誰かをプライベートで遊びに誘うことは多いですが、誘われることは圧倒的に少ないです。
自分だけ誘われていないことを知ると、「仲間外れにされている」と感じるため深く傷ついてしまい落ち込む原因に。
特徴16.深い会話ができない
基本的に自分を押し殺して自己主張をしないため、独自の意見がなく深い会話ができないというのも特徴的です。
リア充であってもやはりきちんと自分を持っている人と付き合いたいと感じている人は多いもの。何においても浅い会話しかできない人はいずれ見放されてしまいます。
特徴17.派手な髪色をしている
派手な髪色にこだわりや思い入れがあるわけではなく、ただ単に「リア充っぽい」「目立てそう」という理由から極端に派手な髪色にしていることも少なくありません。
一見リア充には見えますが、コミュニケーションをとってみるとそのたどたどしさからすぐにキョロ充だと見抜かれてしまいます。
特徴18.個性に欠けるため面白みがない
人に合わせてばかりの毎日を送っていると、その人独自の個性がなくなり面白みというものがなくなります。
当たり障りのない言動は、協調性はあるかもしれませんが時に退屈に思われてしまいがちです。
特徴19.自分より劣っていると感じた人には横柄
お洒落に無頓着な人や一人で過ごしている人を見ると、たちまち強気になって横柄な態度を取ることがあります。
「自分より下」と一方的に判断した人を見下すことで自己を保っていますが、そういった態度は周囲の人もきちんと見ています。
特徴20.繊細で傷つきやすい
繊細で傷つきやすいことが、キョロ充な人の言動の元になっている可能性が高いです。
自尊心が必要以上に傷つけられないようにするために、予防線としてリア充の人にくっついていることも。自己防衛は大切ですが、価値観が変わらない限りいつまでも何かに怯えて生きることになるでしょう。
キョロ充あるある
ここでは、キョロ充のあるあるをいくつかご紹介していきます。
友達だと思っていた人といつの間にか疎遠になる
キョロ充の人はリア充であろうとするがために常に友達と行動を共にしますが、それが逆効果となり少しずつ距離を取られてしまうことも。
自分の意見を行ったり、自分から行動を起こすことを少しずつ意識してみると改善するかもしれません。
リア充であることを必要以上にアピールする
周囲の人に自分がリア充であると認識されたいがために、必要以上にリア充アピールをする傾向にあります。
たとえば友達とどこかへ出かけたことや飲み会の様子などをSNSに頻繁に投稿したりなど、友達が多いことを匂わせる傾向にあります。
一人で飲食店に入ることができない
キョロ充の人は「一人で行動している人はダサい」などの偏った考えを持っていることが多いため、一人で行動することができません。
食事が運ばれてくるまでの間や食事の最中を周囲の人がどのように見るかを考えると不安でしかなく、気になる飲食店があっても一人で入れないことがほとんど。少し勇気を出して、一人でも行動できるよう練習していきましょう。
飲み会などに積極的に参加し盛り上げ役に徹するが盛り上がらない
飲み会が開催されるとなると、毎回のように必ず参加するのもキョロ充あるあるの一つ。
飲み会の最中は大きな声を出したりノリ良く振舞ったりと盛り上げ役に徹しますが、いまいち盛り上がりに欠けてしまいます。これはその時のリア充のノリとはいまいち異なった盛り上げ方をしているためとの見解もあるため、改善したいと考えている場合はその場の空気をまず読むことを心がけると良いでしょう。
あなたは大丈夫?キョロ充診断
ここでは、キョロ充かどうかを診断できる簡単なチェックリストを見ていきます。
当てはまる項目が多いほどキョロ充である可能性が高いので、ぜひチェックしてみてください。
SNSを頻繁にチェックし、投稿頻度も高い
土日も友達との予定をなるべく入れたい
リア充には見えない人とは付き合いたくない
絶対にぼっちと思われたくない
意見も行動も友達に合わせることが多い
遊びに誘われるよりも自分から誘うことのほうが多い
流行に敏感
友達の服装や持ち物をつい真似してしまう
周囲の人の目や評価がいつも気になっている
集団で歩く際は後ろの方にいることが多い
少数派に属するのが嫌で、意見の多い方に合わせてしまう
友達の多さをアピールしてしまう
人と比較することが多い
キョロ充は嫌われる?
自分の意思に基づいて行動することのできないキョロ充は、どちらかというと嫌われてしまうことのほうが多いようです。
どんな時でも人の意見に合わせて行動することで嫌われたり仲間外れにされないようにしているのかもしれませんが、実はそれは逆効果。全てのことを相手に委ねるというのは、相手にとっては重荷になることもあります。また、ある程度自分の意見なども言ってくれないとつまらないと思われることも。
嫌われないようにしている努力が結果的に嫌われてしまう要因になっているので、今一度自身の考え方などを見直した方が良いかもしれません。
キョロ充の直し方
キョロ充を直すための一番の方法は、自分に自信を持つことです。しかし自信を持てるような自分になるためには、今の状態を変えなければいけません。
いつも誰かと一緒にいるのであれば意識して自分の時間を持つこと、一人で楽しめる趣味を見つけること、今勉強していることに熱中するなど、できることはたくさんあります。最初は不安な気持ちが大きく難しいこともあるかもしれませんが、それらを日々一つずつでもこなすだけで「一人でも意外と大丈夫なんだ」「自分ってこんなことができるんだ」と徐々に自信に繋がってきます。
そうして過ごしているうちに、「キョロ充」から本当の「リア充」になることができるでしょう。
キョロ充はこちらの一覧にも収録されています