DQN(ドキュン)の意味とは?
DQN(ドキュン)の意味
DQN(ドキュン)とは、非常識な人、教養がなく品位に欠ける人、粗暴な人を表したネットスラングです。
非常識で品位に欠ける行動そのものを指したり、そのような行動を起こしそうな人のことを表現する際にも使われています。
ネット掲示板などで長く使用されている俗語ですが、SNS時代と言われている現在でもDQNの使用が未だ多いように見受けられます。
ネットスラングの一覧にも収録されています。
DQNは略語?
誕生当初はカタカナ表記で使われていましたが、「ドキュン」をアルファベットで表した「DQN」といった略語が生まれ、こちらが主流となっていきました。
DQNの読み方
上記に記したように「ドキュン」と読みます。
後ほど記述いたしますが、言葉が誕生した当初から長く親しまれている読み方となります。
稀なケースとして「ドキュソ」と読まれることもあります。
「ドキュン」の「ン」が「ソ」の文字に見えることから、ネット掲示板などで「ドキュソ」表記を見かけるようになりました。
DQNの由来
1994年からスタートしたテレビ朝日制作の「目撃!ドキュン」というヒューマンバラエティ番組が由来とされています。
若くして結婚・離婚後に離れ離れとなった家族の対面や、元暴走族であったり、粗暴な行動を取る人の更生の様子なども放送されていました。
インターネット掲示板などで、その番組に出演しそうな非常識な行動を取る人のことを蔑称した「DQN」表記が広がっていきました。
DQNは死語?
お伝えしているように、DQNはインターネット掲示板で誕生したネットスラングです。
由来となった番組は2004年で番組が終了していますが、その後もネットを中心に定着していったとされ、SNSが情報発信の中心となった現代でもDQNは派生用語と共に幅広く使用されています。
DQNの類語
DQNの類語はその意義によって二種類に分けられます。
非常識で品位に欠ける様子を表す類語として「下品」「卑劣」「ゲス」、粗暴であることを表す類語で「不良」「ヤンキー」「チンピラ」などが類語と言えるでしょう。
ネガティブな意味合いで使用されることに変わりはありませんが、「非常識」と「粗暴」のどちらを表現したいのかを考え文脈に合わせて言い換えましょう。
DQNな人のあるあるな特徴
ここからはDQNな人のあるあるな特徴をいくつか挙げていきます。
コンビニの前などに集団で屯(たむろ)している
過去の武勇伝や犯罪歴などを自慢をする
外出先でもジャージやスウェットなどのルーズな格好
成人式にド派手な袴を着て、騒いで式典の邪魔をする
子どもにキラキラネームを付ける
飲食店などで騒いだり、備品を壊すなどの迷惑行為を行う
このような行為がDQNな人の特徴であると言えます。
日常で見かける機会は少ないかもしれませんが、荒れた成人式の模様や迷惑行為を行い逮捕されたYoutuberなどニュース番組で見聞きした方も多いのではないでしょうか。
DQNの具体的な使い方
最後に、DQNの具体的な使い方を例文と共にご紹介します。
例1.『そこのドンキ、夜になるとDQN大集合だよね』
量販店であるドン・キホーテは若者から年配の方まで幅広く利用されていますが、DQNと呼ばれる人たちはこの店に普段から足を運んでいることが多いと思われます。
また、普通の方は自宅で休んでいるような夜間に大人数で集まっている様子を表しています。
例2.『アトラクションに並んでいたらDQNに割り込みされた』
遊園地などで行列に並んでいたところ、後から来た人に割り込みをされた様子を表現しています。
この場合のDQNは粗暴な見た目でなくとも、マナーを守らない非常識な人という意味で使用しています。
例3.『あの子の名前、DQNネームでかわいそう 』
「DQNネーム」はとても有名なDQNの派生語です。
「キラキラネーム」と同じ意味で多く使われており、キャラクターや外国人のような名を漢字に無理やり当てはめたり、人名としては不適切だと思われる名前のことを指します。
我が子の誕生を喜び「こんな人物に育って欲しい」と希望を込めて命名する親が大半ですが、自己中心的で軽率な名付けにより、不利益を被っている子どもいるようです。