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転ぶの意味とは?用途や類義語も併せて解説

(公開日: 2022年12月8日)

転ぶの意味

転ぶとは、自分が今まで視聴したことや読んだことのない、あるいは知ってはいたけれどそれほど興味のなかった作品に何かのキッカケで好きになることを意味します。

転ぶの語源

主に1980年代後半から2000年直前の頃までオタク界隈でよく使われていた言葉です。

転ぶという言葉は「転ずる」という意味合いでも使用され、それまで推している作品やカップリングから別のそれらに興味が転ずる(移る)ことも転ぶと表現されていました。

また、転ぶという言葉が本来持つあまり良くないイメージから作家間においても、支持してくれていたファンが他所の作家の作品へ移られてしまった状況のことを「転んだ」や「転んでいった」と言い表していた例も存在します。

残念ながら現在において転ぶという言葉はあまり使われることはなく、死語のひとつとして捉えられています。

その転ぶの代わりに「ハマる」が同じ意味をさす言葉として今では使用されています。

転ぶの類義語

沼る

沼るとは、好きになった作品を視聴、読むだけでは満足できず、グッズを買い集めたりイベントへ足を運んだりとより夢中になる様子を表し、その世界をより深いところまで追い掛けていくという意味合いを持つ言葉です。
また、長期的にひとつのジャンルを追い続けていることを「沼につかっている」と表現することもあります。

墜ちる

墜ちる(または堕ちるとも表記される)というのも、その作品を好きになった際に用いられる言葉のひとつです。

先述の沼るとの違いを挙げると、墜ちるという言葉はその対象を好きになった瞬間のことを表し、沼るはそこから更に深く追い掛けることを表します。

また、このふたつの言葉と意味を併せて「沼墜ち」と呼ばれる、好きになったと同時に一気に深いところまでハマってしまった状況を表す言葉も存在します。

転ぶの関連語

推し変

推し変とは、それまで推していた作品やキャラクター、カップリングから別のそれに変わることを示した言葉です。

また、推し変した後になんらかの理由やキッカケで以前推していたカップリングなどへ再び舞い戻ることを「出戻り」や「再燃」と言います。

宗旨替え

世間一般的に宗旨替えとは「元の宗教を捨て、別の宗教の信者になる」という意味を表す言葉ですが、オタク界隈でもその意味と用途は同じく、今まで推していた作品やキャラクターやカップリングなどが他のものへ変わった際に使用される言葉です。

また、宗旨替えと同じ意味合いで「改宗」という言葉を使用されることもあります。

宗旨替えと改宗、このふたつの言葉は意味としては同義語となりますが、自ら進んで推しを変えた場合は「宗旨替え」を、他人から薦められて推しているものが変わった場合は「改宗」と、その推しが変わった状況によって用いる言葉を使い分けている例も存在します。

これらの宗教に関連する言葉は、しばしばオタク用語として用いられます。

その理由としてはオタクにとって、好きな作品はもはや宗教と同等のものだと捉えている人がその大多数を占めているからだと考えられます。

布教

自分が推している作品やキャラクターを周りに薦める時に用いられる言葉です。

その作品を知らない人に原作本やDVDを貸し出したり、作品を一緒に鑑賞して時にその内容を解説したりすることを「布教活動」と呼ばれています。

しかしこの布教活動は、あまりしつこくしてしまうと逆に相手がその作品に対して嫌悪感を抱いてしまう場合もあるので適度な案配が必要になります。

また、この布教という言葉はアニメや漫画をすきな人たちの間だけでなく、アイドルやアーティストを追い掛けている人たちの間でも広く使われています。

転ぶの使い方

転ぶの意味は、それまで興味のなかった作品になにかのキッカケで一気に好きになることや、元々好きだった作品から別の作品へ乗り換える際に用いられる言葉です。

それを踏まえての使い方は以下となります。

  • 「まったくノーマークだった××(キャラクター)が良すぎて転びそうになった」

  • 「○○さんから教えて貰った××(作品)、ストーリーが良すぎて転びました」