レイヤーの意味とは？由来や他のシーンでの意味も併せて解説

最終更新日: 2023年6月8日 (公開日: 2023年3月6日)

レイヤーの意味とは

レイヤーとは、アニメやゲームを好むいわゆるサブカル界隈においては、キャラクターに扮装（コスプレ）することを趣味にしている人たちを指す俗語で「コスプレイヤー」の略語という意味になります。

また、デザイン業界や美容・理容、ビジネスの場においてもこのレイヤーという言葉は同音異義語として存在しています。

レイヤーはコスプレイヤーを略した言葉で、正式表記であるコスプレイヤーは「コスプレ」と「プレイヤー」を合わせた和製英語の造語です。

近年では日本のみならずコスプレの文化はアジア圏、英語圏など海外に広まり、それに伴ってコスプレイヤーという言葉がcosplayerという表記で世界中で通用するようになりましたが、レイヤーという言葉は未だ日本のみで用いられる略称です。

また、英語圏にはcostume play（コスチュームプレイ）という言葉が存在していますがこれは「題材となる時代の衣装を着けて演じる演劇、映画」を意味する言葉で、レイヤーの由来とは異なります。

レイヤーとはサブカル界隈においてはキャラクターの扮装をするコスプレイヤーの略称です。

しかし、それ以外の業界やシーンにおいてもこのレイヤーという言葉は同音異義語として使用されています。

デザインの世界においてレイヤーとはIllustratorなどのソフトに利用されている機能のひとつで、画像を作っていく上での一枚の見えないフィルムのようなものを指します。

このレイヤーは「層」を意味する英語の「Layer（レイヤー）」に由来しており、背景や画像、文章などをそれぞれ別々のレイヤーに編集してそれらを最終的に重ね合わせてひとつのデザインを完成させます。

美容・理容においてレイヤーとはヘアデザインの一種で、髪の長さを部分的にカットして段差をつける手法のことを指します。

具体的にはカットしたい部分の髪を真横に引き出し毛束の上部を短く、下部を長く切っていくというものです。

このレイヤーを施し、毛束に段差が付くことによって髪の厚みが減り、軽くなる効果を得ることができます。

また、このレイヤーというカット方法は他にも上部からカットしていき、大きめの段差を付ける「ハイレイヤー」や、反対に毛先部分に段差を付ける「ローレイヤー」、カットラインが上下同じのものを「セイムレイヤー」とし、段差を付ける場所によって名称が変わってゆきます。

ビジネスシーンにおいてレイヤーとは、企業の組織構造や仕事における役割を階層化して次々と仕事を引き渡していく重なりなどを表す際に用いられます。

企業内の各役職（階層）に就いている人たちをそれぞれ「部長レイヤー」や「課長レイヤー」と称したり、例えば販売事業における各仕事の役割を「販売レイヤー」や「配送レイヤー」と言い表します。