エンカの意味とは?類義語や関連語を由来と併せて解説
エンカの意味とは?
エンカとは、エンカウントを省略した言葉という意味です。
元々はRPGのゲームなどにおいて、移動画面上敵キャラと遭遇した際に戦闘画面に移ることを指すゲーム用語のひとつでした。
しかし現在ではそれに加え、特にSNS上で知り合った人とイベントなどで意図せず出会った時などにも用いられるようになりました。
しかしながらエンカとはあくまでネットユーザーやゲーマーの間で使用される言葉で、2017年、マイナビが大学生の男女405人を対象に行った調査では、日常的にエンカという言葉を使用している割合はわずか8.9%という数字が出されました。
エンカの由来
エンカ、エンカウントの由来は英単語のencounter(えんかうんたー)から派生した和製英語です。
由来となったencounterには「遭遇する」という意味があり、それを意味合いはそのままエンカウントとカタカナ表記にして最初はゲーマーの間で用いられるようになります。
その後ネットユーザーの間でも使用されるようになり、SNSやチャットで文章でのやり取りを交わしていく中で更に省略され、そうしてエンカという言葉が生まれました。
エンカの関連語
エンカ厨
エンカ厨とは「出会い厨」とも称され、その意味は「恋愛目的や肉体関係目当ての相手を探すために、ウェブ上のサービスなどを利用する人」となります。
ここに挙げられたサービスとは、あくまで共通の趣味について楽しさを語り合ったり情報を共有するという目的で開催されるもののことを指します。そうゆうオフ会も存在します。
つまりエンカ厨とは、出会い目的で集う場所ではないのに場にそぐわない自己アピールや相手と連絡先を交換しようとしたり、時には過剰なボディタッチや二人きりで抜け出そうとする人のことを表しています。
エンカの類義語
エンカとは、英語のencounterが由来の和製英語です。
それを日本語に直す場合、以下の言葉が似ている言葉となります。
遭遇する
遭遇するは、エンカの由来となったencounterを日本語に訳した意味です。
誰かと予期せぬ対面を果たした時や、トラブルに見舞われた際などに使用される言葉です。
鉢合わせる
鉢合わせるとは、エンカの類義語で「思いがけず、ばったりと出会う」という意味です。
この「ばったりと出会う」対象は、自分があまり会いたくない人というニュアンスを孕んでいるので鉢合わせるという言葉はどちらかというとネガティブな意味合いで用いられることの多い言葉となります。
出くわす
出くわすも、先に挙げた類義語と同じく「ばったりと、出会う」という意味を持ち「出っくわす」とされることもあります。
この出くわすは、会いたくない人やトラブルに巻き込まれたといったネガティブな場面だけでなく、嬉しいことや好意を持つ人に会った時などポジティブな場面でも用いることができます。
邂逅する
邂逅するとは「思いがけず巡り会う」という意味を表す、エンカの類義語です。
この言葉は他の類義語と意味合いはほぼ同じですが「長い時間をかけてようやく会えた」といったニュアンスを伝えたい時などに用いられます。
エンカの使い方
エンカとは、先で紹介した通り「SNSなどで知り合った人と意図せず出会った」際に用いられる言葉です。
それを踏まえて、使い方を兼ねた例文を紹介します。
例①:「コミケに参戦したら大好きな絵師さんにエンカした!」
例②:「たまたま覗いたブースでフォロワーさんとエンカしてびっくりした」