豆腐メンタルの意味とは?
豆腐メンタルの意味
豆腐メンタルとは、精神的に弱く心が折れやすい人を意味する言葉です。
また、自分のことを自虐的に「自分は豆腐メンタルだから」と表現することもできます。
アニメや漫画などに登場するキャラクターの性格を表すこともあり、主に精神的に弱い性格のキャラクターに対して使われることが多いです。
若者言葉の一覧にも収録されています。
豆腐メンタルの由来と語源
豆腐メンタルの語源は『遊戯王デュエルモンスターズ』のアニメ版にあります。
普段の様子と違ってメンタルの弱さを見せたキャラクターを「豆腐のように崩れやすいメンタル=豆腐メンタル」と表現したのが始まりでした。
その言葉がSNS等を通じて広まり、豆腐メンタルは「精神的に弱い人」「心が折れやすい人」という意味として一般的に使用されるようになりました。
豆腐メンタルの類義語
次に、豆腐メンタルの類義語をご紹介します。
類義語①ガラスのハート
ガラスのハートとは、ガラスのように割れやすい(崩れやすい)精神状態の人を表す言葉です。
また、ガラスは割れると元に戻らないことから、一度崩れたメンタルが元に戻りにくい人のことも「ガラスのハート」と表現することができます。
類義語②もやしメンタル
もやしメンタルとは、何事も自分で決めることが難しく、他の人に頼って生活する人を意味する言葉です。
もやしがひょろひょろしていて自分で立つことができないことから、「もやしメンタル」という呼び名が付いたと考えられます。
類義語③マシュマロメンタル
マシュマロメンタルも豆腐メンタルと同じように精神的に弱い性格のことを意味します。
マシュマロは豆腐よりも崩れにくいため、豆腐メンタルよりは強めと考えてよいでしょう。
豆腐メンタルの対義語
豆腐メンタルの対義語は「こんにゃくメンタル」で、これは考え方が柔軟で心が強い人を表す言葉です。
こんにゃくは豆腐に比べて弾力があり、崩れにくいことからこのような意味になったと考えられています。
その他にも「杏仁豆腐」や「卵豆腐」など、メンタルの強さを豆腐に例えて表す事もあります。
豆腐メンタルの特徴
では、豆腐メンタルの人にはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
特徴①周りの目を気にしすぎる
豆腐メンタルの人は周りの目を気にしすぎる傾向にあります。
完璧主義な一面があるため、自分の失敗を極度に恐れます。
常に周りの人の目が気になり積極的な言動を控えてしまうのです。
特徴②傷つきやすい
豆腐メンタルの人はとても傷つきやすい性格です。
他の人が「そんなことで?」と思うようなことでもへこんでしまい、立ち直れなくなってしまうのです。
失敗を重ねることが怖くて「失敗するくらいなら最初からやらないほうがよい」と考えがちな性格です。
特徴③コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手な人も、豆腐メンタルと言えるでしょう。
知らない人に話しかけられるのを嫌ったり、グイグイ来られるのを苦手としています。
人に話しかけられないように目線を下げて歩いたり、イヤホンをして周囲の音を遮断したりする人もいます。
豆腐メンタルを克服するには?
豆腐メンタルを克服するには、いくつかの方法があります。その例をご紹介していきます。
克服法①失敗してしまう自分を認める
豆腐メンタルの人は完璧でない自分を認められません。
なので柔軟な考え方を持ち、「失敗するのが当たり前」と思えるようにすることが大切です。
失敗は誰でもするものですから、あまり恐れずに柔らかく捉えることが必要です。
克服法②自分に正直になる
相手の気持ちを考えすぎるあまり、遠慮してしまって傷つくことが多い豆腐メンタル。
時には自分の主張を大切にして、積極的になる事も必要です。
自分の気持ちを人に伝えることが苦手であれば、日記を書いたり気持ちをメモに書き出すのもよい方法です。
克服法③たまには自分を褒めてあげる
失敗することばかり考えず、時には成功した自分を褒めてあげることが大切です。
自分の中に小さくても達成できそうな目標を作り、達成できたら自分を褒めてあげましょう。
少しずつ「成功した」という体験を積み上げていくことで、自分を褒めることが上手になっていきます。
豆腐メンタルの使用例
最後に豆腐メンタルの使用例をご紹介します。
使用例①「自分は豆腐メンタルだから、責められると弱い。」
自分のことを「豆腐メンタル」と表現する時の使用例です。
豆腐メンタルの人は他の人から責められることに弱いため、少し間違いを指摘されただけでも凹んでしまいがち。
「自分は豆腐メンタルだから」とあらかじめ予防線を張っておく人もいるようです。
使用例②「そんなことで凹むなんて豆腐メンタルだなぁ。」
誰かのことを「豆腐メンタルだ」と表現する時の使用例です。
しかし、あまり他人のことを「豆腐メンタル」と揶揄することは相手に対して嫌な印象を与えてしまう事もあります。
使い方には十分注意することが必要です。