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砂かけ婆の意味とは?

(公開日: 2024年4月26日)

砂かけ婆の意味

「砂かけ婆」は、日本の伝承や民話に登場する妖怪の一種です。

主に砂をかけることで人間を苦しめたり、さまざまなトラブルを引き起こしたりするとされています。

砂かけ婆は一般には老婆の姿をしており、その存在は人々に災いをもたらします。

このような妖怪や伝説は日本の各地域で様々なバリエーションがありますが、砂かけ婆はその中でも比較的よく知られている存在の一つです。

砂かけ婆の伝説

砂かけ婆は主に兵庫県奈良県滋賀県などに古くから伝わっている妖怪です。

奈良県では、神社の近くや人通りの少ない場所などで人に砂を振りかける悪戯をする妖怪であるとされています。

砂を振りかけるだけであって、それ以上人に害を及ぼすことはないようです。

兵庫県では奈良県と同じように神社に出没する妖怪で、夜に鳥居をくぐると上から砂を振りかけられるという噂があります。

しかしその姿は誰も見たことがなく、古典の書物などにも書かれていません。

自分の姿が醜いため、人前に姿を現さないのだという説も残っています。

砂かけ婆の正体

砂かけ婆の正体には諸説あります。その一例をご紹介していきます。

老婆説

滋賀県草津市では、砂かけ婆の正体は老婆であると言われています。

「草津のふるさと文化」という民俗誌の中にもこの話が登場します。

民俗誌の中で砂かけ婆は「砂ほりばばあ」と呼ばれており、竹藪の一角に老婆が住み着いて通行人に砂を投げつけていたという記述があります。

タヌキ説

兵庫県西宮市・尼崎市では、砂かけ婆の正体はタヌキであるという説が有力なようです。

その他福岡県や青森県、新潟県でも砂をかけるタヌキが存在すると言われています。

徳島県ではタヌキが夜道で人に砂をかけ、道に迷わせるいたずらをする「砂ふらし」の伝説があります。

タヌキ以外にも全国に砂をかける小動物の怪異が伝わっているのです。

てんころ説

滋賀県栗東市では、砂かけ婆の正体は「てんころ」という動物だとされています。

てんころはタヌキとイタチの間の動物です。

栗東市に伝わる民俗誌の中には「目川の砂ほりばばあ」という項が存在します。

その項によると、目川という地域にてんころが住み着いており、人が竹藪の近くを通ると音を立てて驚かすと言われています。

そのため、近くに住む人々は「砂ほりばばあが住んでいる」と噂し恐れていたようです。

鳥説

砂かけ婆の正体は鳥であるという説もあります。

鳥が空を飛んでいる時に偶然砂を落とし、それが人にかかったのだと言われているのです。

また、砂かけ婆の「婆」は老婆のことではなく「汚いもの」を意味する「ババ」だという人もいます。

キャラクターとしての砂かけ婆

水木しげるの人気漫画『ゲゲゲの鬼太郎』には、砂かけ婆というキャラクターが登場します。

主人公である鬼太郎の仲間の妖怪で、他の妖怪たちの保護者のような存在として描かれます。

第3作の中で年齢は2800歳とされていますが、1200歳という説もあり、はっきりとした年齢は分かっていません。

古代から生きているという設定のため、同じ老人の妖怪である子泣き爺や目玉おやじとは親しい仲のようです。

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