焼き土下座の意味とは?
焼き土下座の意味
焼き土下座とは、熱した鉄板の上で土下座をすることを意味する言葉で、読み方は「やきどげざ」です。
手足と額を地面につけて10秒以上しなければいけないとされています。
焼き土下座の元ネタ
焼き土下座は、漫画「賭博黙示録カイジ」の作中で登場した謝罪方法が元ネタです。
作品内のキャラクター 兵藤和尊が「本当に申し訳ない気持ちで胸がいっぱいならどこであれ土下座ができる」という考えのもと発案したものです。
作中で描かれた焼き土下座
連続で10秒以上鉄板の上で土下座し続けなければならず、途中でやめてしまったら最初からやり直さなければなりません。
途中で土下座をやめないように土下座強制機という器具も取り付けられます。
この土下座強制機を使わずに焼き土下座に耐えたのは、同作品のキャラクター 利根川幸雄のみです。
焼き土下座に対する海外の反応
英語版「賭博黙示録カイジ」のアニメや漫画でこの焼き土下座のシーンを見た人は、その状況を受け入れられず唖然とする人がほとんどです。
最低10秒で良いところを誠意として12秒鉄板の上で土下座し続けた利根川幸雄の姿を見て、「1秒が10分に感じる」などのコメントを残す人もいれば、尊敬の意を表す人もいました。
視聴者に悲痛さと残酷さを残す印象深いシーンとして知られています。
欧米では土下座自体珍しい
そもそも、土下座の文化があるのは日本・中国・台湾・韓国などの東アジアのみです。
そのため欧米諸国では土下座自体が非常に珍しいもので、土下座を知っている人のほとんどが日本のアニメなどを通じて知ったようです。
土下座をして謝るということに対して「シンプルで分かりやすい」といった意見がある一方で、「相手に対しての敬意は感じられるが過度な謝罪方法」「相手から無理に許しを得ようとしている」という意見を持っている人も多く見られました。
焼き土下座はアスキーアートでも親しまれている
見る人に衝撃を与えたこの「焼き土下座」ですが、焼き土下座をするアスキーアートも存在しています。
作中で兵藤和尊が口にした「本当に申し訳ない気持ちで胸がいっぱいならどこであれ土下座ができる」というセリフや、実際に利根川幸雄が焼き土下座をしている様子を忠実に表したこのアスキーアートは、ネット掲示板などで使われているようです。