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全通の意味とは?

(公開日: 2022年8月9日)

目次

全通の意味

全通(ぜんつう)とは、ライブやイベントなどが複数回公演の時それら全てに参加することを意味する言葉です。

ライブやイベントは全国各地や海外で行われることもあります。

全通する場合、それら全てに参加することになるのでファンは莫大な費用を必要とします。

それでも推しへの愛故に全通を目指す人がいるのです。

以下の一覧にも収録されています。

全通の由来と語源

全通は「全部に通う」を略した言葉です。

もともとはジャニーズファンの人たちが使い始めたとされています。

インターネットやSNS上では、2017年ごろから全通という言葉を見かけるようになりましたが、発祥がいつなのかについては詳しく分かっていません。

実際問題仕事や学校があるのに全通するのはかなり難しいので、全通できる人はフリーランスや仕事の自由が利く人が多いです。

また、チケット代や交通費・宿泊費・グッズ代などかなりのお金もかかります。

そのため、全通する人はファンの中でも一目置かれる存在になることがあります。

全通の類義語

次に全通の類義語をご紹介していきます。

類義語①全ステ

全通の類義語として「全ステ」があります。

全ステも全通と同じように「全部のステージに参加する」という意味で使用されます。

アイドルファンの間では「全通」よりも「全ステ」が先に使われ始め、全通は全ステの派生語であるとも言われています。

類義語②多ステ

多ステは全ステよりもコンサートやイベントへの参加回数が少ない場合に使用します。

全部参加するというわけではなくても同じツアーに複数回参加する時に「多ステ」を用い、大体4回以上参加すると「多ステ」となるようです。

全通の対義語

全通の対義語としては主に2つの言葉が挙げられます。

対義語①在宅

在宅とは、実際の会場に出かけずに自宅で応援するファンのことを意味する言葉です。

お金がない・仕事の都合がつかないなどの理由があり、行きたくても行けないから仕方なく自宅で応援するという意味合いが強いです。

しかし、この場合でも余裕がある時は会場まで足を運んでいるという人も多いです。

対義語②茶の間

茶の間も在宅と同じように、会場に出かけずにお茶の間で応援するファンのことを意味します。

コンサートやイベントに行くことを選択せず、お茶の間でテレビやDVDを観るファンという意味合いが強い言葉です。

茶の間で応援するということはコンサートチケットやグッズ代にお金を払わないということなので、時に他のファンからネガティブなイメージを持たれてしまうことがあります。

全通する人の特徴

ファンのなら一度はやってみたい全通。

全通できる人にはどのような特徴があるのか、その一部をご紹介していきます。

特徴①ファンクラブの名義をいくつも持っている

チケットが取りにくいアーティストや公演の場合は、全通する分のチケットを確保するのも一苦労です。

全通する人の中にはファンクラブの名義をいくつも持ち、当選確率を上げている人が多いです。

家族や友人などの名前を借りてファンクラブに入会し、いくつもの名義を管理しているのです。

特徴②ファン友達が多い

全通する人はファン友達が多い傾向にあります。

ファン友達が多いとチケット争奪戦に協力してくれる人が増え、当選確率も上がるからです。

そして全通することでまたファン友達が増え、チケットを確保しやすくなるというループに入ることができます。

特徴③有給が取りやすい仕事の社会人

学生が全通するのは実質不可能です。

アルバイトで稼げるお金には限界がある上、学生である以上学業優先であるため自由に時間を使うというのは難しいこと。

そのため全通できる人は社会人が多く、しかも有給が取りやすい仕事に就いている人が多いです。

全通の使用例

最後に全通の使用例を見ていきましょう。

使用例①「先月の給料を全通のために全部使った。」

全通するために先月の給料を全て使ってしまった時の使用例です。

1回のツアーを全通するためには30万円〜50万円ほどかかるというデータもあります。

全通を目指すなら計画的に貯金をするなどの準備が必要です。

使用例②「全通のために外泊が増えて恋人と険悪になった。」

全通するために外泊が増えたり、デートの回数が減って恋人と険悪になってしまった時の使用例です。

自分の恋人が自分以外のアイドルやアーティストに夢中になっていると、どうしても嫉妬してしまいがちです。

折り合いをつけたり、時には一緒に楽しむ事も必要かもしれません。

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