それなの意味とは?
それなの意味
それなとは、相手の意見に対して同意するときに使われるカジュアルな表現で、「そうですね」「私もそう思います」という意味合いで用いられる若者言葉です。
それなの元ネタ・由来
「それな」の元ネタは明確には把握されていませんが、関西弁の「ほんまそれな」というフレーズが元になったという説が濃厚です。
「本当に」を意味する「ほんま」が省略され、「それな」だけで使用され始めました。
また、ネット掲示板2ちゃんねるで使われていたのが元となったという説もありますが、実際問題2ちゃんねるで使われていた形跡はあまりないため、2ちゃんねるは元ネタではないと考えられています。
それなを言い換えると?
「それな」の言い換え表現として、カジュアルな表現だと「あーね」「ほんそれ」「わかりみ」などがあります。
「あーね」は「あーなるほどね」、「ほんそれ」は「本当にそれ」の略です。
「わかりみ」は「分かる」が名詞化したもので「わかりみが深い」などのように使うため、「それな」と併用すると良いかもしれません。
それなはすでに死語?
使いやすさからつい口を衝いてしまう「それな」ですが、実は「それな」が最も流行したのは2014年です。
「gooランキング」の「死語だと言われたらショックな言葉ランキング」では「それな」が第三位にランクインしました。
相手の意見に賛同する際などに使ってしまいがちですが、そのカジュアルさが却って相手を侮っているように聞こえてしまうという側面もあるため、若者の間では少しずつ死語化しているのかもしれません。
それなの英語表現
ここからは、「それな」の英語表現をいくつかご紹介していきます。
That’s true.
"That’s true."は「本当にそうだ」といった意味合いの言葉で、「それな」を表現したい時に気軽に使える表現です。
海外の映画やドラマでも頻繁に出てくるので覚えておきましょう。
Absolutely.
"Absolutely."は相手の意見に対して完全に同意であるという場合に用いられます。
単体で使うことももちろん可能ですが、"Absolutely yes."のように用いると"yes"が強調されるので、同意であることをより強く表現することができます。
Indeed.
"Indeed."は「その通り」という意味合いを持ち、同意する時にも否定する時にも用いられるという特徴があります。
否定の意味合いで使う際には"Indeed?"のようにクエスチョンマークを併用しますが、口頭の場合はやや語尾を上げて疑問形にして使います。
それなの使用例
ここでは、「それな」の使用例をいくつかご紹介します。
例文1.『このワンピース欲しいけど高くて買えない。』『それな。』
「それな」には「私もあなたと全く同じことを考えていた」というニュアンスが含まれています。
相手の発言に対してすかさず「それな!」と返すことで、同意の強さを表現することができるでしょう。
例文2.『今度のコンサート嬉しくて泣いちゃうかも。』『それな!』
自身の意見を言う前に「それな」と言ってまず相手の意見に同意することで、相手も「自分の意見をきちんと受け止めてくれた」と無意識に認識することができます。
会話のキャッチボールを円滑にすることのできるフレーズと言っても過言ではないでしょう。
思わず「それな」と言いたくなること
何を考え何を思っているかは人によってそれぞれですが、実は同じようなことを日々思っていることも多いものです。
聞くと思わず「それな」と言いたくなることを見ていきます。
大事な事と言っているにもかかわらず、先生や上司は一度しかそのことを教えてくれない
スマホの目覚ましを何個もセットしているのに朝起きれない
眠いのにスマホをいじるのをやめられない
知らない番号から電話がかかってきたら出ずにどこからの電話か調べる
スターバックスなどで勉強をしようと意気込んで行っても結局あまり集中できない
わざわざ相手に話すほどでもないことだったとしても、話してみると意外なことに共感を得られることがあります。
思わず共感してしまうことを話してみると、相手ともっと仲良くなることができるかもしれません。