福岡といえば?イメージされる有名なもの
福岡の食べ物
辛子明太子
福岡の明太子屋さんは100軒以上にもなります。
その中で特に有名なのは、「ふくや」の辛子明太子です。
日本の明太子文化はここからスタートしたと言っても過言ではない名店です。
もつ鍋
もつ鍋の発祥は福岡県であると言われています。
終戦後、朝鮮半島から来た炭坑夫がホルモンを焼いて食べていたことが始まりのようです。
ホルモンは「放るもん(捨てる物)」が語源の食べ物で、元々は捨てていた動物の内臓を食用にするという画期的な発案だったのです。
博多ラーメン
博多ラーメンは福岡県福岡市周辺で食べる事ができる豚骨味のラーメンです。
麺は細麺を使い、伸びないように量を少なめにして出すお店が多く、具材もネギやチャーシューなど少なめでシンプルです。
現在では全国各地に博多ラーメンの店がオープンしており、知名度も上がっています。
博多うどん
福岡と言えばラーメンのイメージが強いですが、実はうどんも有名です。
商人が多く住んでいた福岡県では、忙しくても手軽に時短で食べられるうどんが昔から好まれてきました。
博多うどんは茹で置きした柔らかい麺を使用しているのがその特徴です。
水炊き
博多の水炊きはスープにコンソメと中国風の鶏出汁が使われているのが特徴です。
水炊きの発祥は1897年頃だと言われています。
香港に渡った林田平三郎という人物が中華と西洋の食文化を学び、融合させました。
焼きカレー
焼きカレーの発祥は北九州の門司港だと言われています。
門司港は明治から昭和にかけて、海外貿易の拠点として栄えてきました。
そのため洋食文化が大変発展しており、焼きカレーもその1つです。
ごまさば
福岡県の飲食店でよく登場するのが「ごまさば」です。
生のさばを醤油ダレと胡麻で和えたシンプルな食べ物です。
さばは痛みやすいので生食にはあまり適していませんが、博多では新鮮なさばが多く水揚げされるため、このような料理が有名になりました。
がめ煮
がめ煮は福岡の郷土料理として古くから親しまれてきました。
他県では「筑前煮」と呼ばれる事が多い料理です。
がめ煮の「がめ」は「がめり込む(寄せ集める)」という博多弁から来ているという説があります。
かしわ飯
がめ煮と同じく福岡の郷土料理として親しまれているのが「かしわ飯」です。
かしわは鶏肉のことで、鶏肉を使った炊き込みご飯をかしわ飯と呼んでいます。
駅弁としても人気が高い名物料理です。
福岡のイベント・行事
博多どんたく港まつり
毎年5月に行われる「博多どんたく港まつり」は元々「博多松囃子」という慶祝行事でした。
現在は市民参加の大規模な祭りとして親しまれており、博多三大祭りの1つでもあります。
「どんたく隊」が明治通りを歩くパレードがメインイベントとなっています。
博多祇園山笠
博多祇園山笠の始まりは1241年だと言われています。
もともとは疫病封じのために祈祷水を撒く行事でした。
現在は人々が舁き山を担いで博多の街を駆け抜ける、迫力たっぷりの祭りとなっています。
筥崎宮放生会
筥崎宮放生会は、毎年9月に行われる秋祭りです。
放生会は殺生を戒め、生き物の命を大切にする神事です。
また、秋の収穫に感謝する日でもあり、多くの参拝者が訪れます。
鬼夜
鬼夜(おによ)は日本三大火祭りの1つとして知られる久留米市の祭りです。
燃え盛る長さ13mもの大松明を若者たちが支える姿は圧巻です。
この大松明の火の粉を浴びると無病息災になると言われています。
川渡り神幸祭
川渡り神幸祭は、福岡県の指定無形民俗文化財に登録されている祭りです。
風治八幡宮で行われるこの祭りは、450年以上のの歴史と伝統があります。
山笠を担いだ若者が川に入り、水を掛け合う姿はとても迫力があります。
福岡城さくらまつり
福岡城さくらまつりは毎年3月末〜4月頭に行われる春まつりです。
福岡城と周辺の桜がライトアップされ、幻想的な風景を楽しむ事ができます。
また、数々の屋台やステージイベントも行われます。
福岡の風習・習慣
甘い醤油を使う
福岡県では、甘い醤油を使う事が多いです。
この醤油は「甘露醤油」とも呼ばれ、発祥は山口県であると言われています。
江戸時代から出島を通した貿易が盛んで、当時は高級品だった砂糖が手に入りやすかったため、甘い醤油が生まれたという歴史があるようです。
ゴミの回収が夜中に行われる
福岡市は政令指定都市の中で唯一、ゴミを夜間回収しています。
かつてゴミの回収は農家などが兼業で行っていたため、農作業のない夜間から早朝に回収していた名残りだと言われています。
現在でも夜中にゴミ回収を行う事で、交通渋滞の緩和やカラスの被害を避ける効果があるようです。
仕事よりも祭りを優先する
福岡県で毎年行われる博多祇園山笠は、福岡県民にとって大事なお祭りです。
そのため個人的に有給休暇を取得し、お祭りに参加する人も多いようです。
また、企業が積極的に休暇を推進している場合もあります。
結納でお茶を渡す
結納には各地の伝統的な手順があります。
福岡はお茶の産地としても有名なため、結納の時にお茶を手渡す家庭も多いようです。
福岡のお茶屋さんでは結納専用のお茶セットが販売されています。
福岡と言えば人気のお土産
博多通りもん
「通りもん」とは、福岡のお祭りである博多どんたくで登場する町人行列のことです。
21年連続でモンドセレクション金賞を受賞するほど、味も知名度も抜群のお菓子となっています。
直営店がありますが、空港や駅などのお土産売り場でも購入できます。
梅ヶ枝餅
太宰府の定番土産として知られているのが、梅ヶ枝餅です。
米を使った生地の中に小豆の餡を入れて焼き、表面に梅の焼印を入れたお菓子です。
月に2日間だけ発売される限定の梅ヶ枝餅も人気です。
筑紫もち
筑紫もちはきなこがかかった餅に、黒蜜をかけて食べる和菓子です。
包み紙には万葉集の一節が書かれており、「大切な人への贈り物」を意味しています。
モンドセレクション最高金賞を11回受賞した名菓として知られています。
めんべい
めんべいは明太子メーカーの福太郎が生産している明太子味の煎餅です。
パリッとした食感と明太子の辛味、リーズナブルな価格が人気です。
添田町にはめんべいの生産工場があり、工場見学やめんべい焼き体験もできます。
博多の女
博多の女は昭和47年に誕生したお菓子です。
優しい甘さの小豆羊羹をバームクーヘンで包み込んだしっとりとした食感が人気です。
1ヶ月くらい日持ちするので、遠方の人へのお土産にも最適です。
チロリアン
和菓子屋である「千鳥屋」の看板商品「チロリアン」は、ロールクッキーの中にクリームが入った可愛いお菓子です。
福岡空港にはチロリアンの専門店があり、お菓子だけでなくキャラクターグッズなども購入できます。
5ヶ月ほど日持ちするので、お土産にピッタリの商品です。
つぶチューブ
つぶチューブは福岡の明太子専門店「ふくや」が販売する商品です。
ペースト上の明太子をチューブに詰め、好きな分だけ使用できるようにしたものです。
レギュラーから辛さ控えめのマイルド、バジル、ごま油などざまざまな味が用意されています。
八女茶
八女茶(やめちゃ)は福岡県の南部にある八女市で生産されているお茶です。
全国6位の生産量で、甘くてコクがある味わいが人気です。
八女市では、この八女茶を使ったお菓子などもたくさん販売されています。
にわか明太だるまみくじ
にわか明太だるまみくじは、可愛らしいだるまの形をしたおみくじです。
生産終了していましたが、2022年に多くのリクエストに応えて復活。
底に付いている赤い紐を引っ張ると、中から博多弁のおみくじが出てきます。
太宰府天満宮のお守り
太宰府天満宮のお守りも、お土産として人気です。
太宰府天満宮には菅原道真が祀られているため、特に受験生や就活生にお守りを渡すのがよいかもしれません。
その他厄除け守りなども販売されています。
福岡と言えばの観光地
太宰府天満宮
太宰府天満宮には学問の神様として知られる菅原道真が祀られています。
全国に菅原道真を祀る神社は12,000社ほどありますが、その総本宮が太宰府天満宮です。
日本全国に知られており、年間約1000万人が訪れる人気スポットです。
PayPayドーム
PayPayドームは日本で1番最初にできた屋根開閉型のドームです。
野球の試合だけでなくコンサートやイベントなど、さまざまな目的に使用されます。
2020年には複合エンターテインメント施設も開業し、アトラクションなどが楽しめるようになりました。
福岡タワー
福岡タワーは海の近くに立つ高さ234mのタワーです。
展望室からは福岡の景色や博多湾を一望でき、素晴らしい景色が楽しめます。
夕暮れ時や夜景もオススメです。
キャナルシティ博多
キャナルシティ博多は7つの建物がある大型のショッピングモールです。
博多駅からのアクセスが良く、ショッピングや食事を楽しめます。
イベントスペースでは番組収録やライブが行われていることもあります。
糸島
近年若者を中心に注目を集めているのが、糸島です。
約30kmのサンセットロードは、ドライブに最適なスポット。
ジェラート屋さんやおしゃれなカフェ、雑貨店などインスタ映えする場所がたくさんあります。
柳川
柳川は柳川城のお堀にある川です。
船頭が案内する船に乗り、お堀巡りをする事ができます。
季節限定で夜の川下りなども行われており、近くではうなぎ料理も楽しめます。
中洲屋台街
福岡県は日本の中でも有数の屋台の街として知られています。
その中でも大きな屋台街が中洲で、120軒以上もの屋台が並んでいます。
ラーメンはもちろんのこと、もつ鍋やフレンチ、アジア料理まで楽しめます。