どちゃくその意味とは?
どちゃくその意味
「どちゃくそ」は「めちゃくちゃ」や「とても」と同じ意味で使用される言葉です。
物事の程度が最上級であることを表し、「どちゃくそ可愛い」「どちゃくそ面白い」は「とても可愛い」「とても面白い」の意味となります。
もともと言葉の前に「くそ」をつけるという表現方法はインターネット用語として存在していました。
そこにさらに「どちゃ」を付け加えることによってさらに上級の度合いを表す言葉になっていったのです。
「どちゃくそ」はいい意味でも悪い意味でも使用することができ、「どちゃくそ楽しい」「どちゃくそムカつく」などさまざまな用語の前に付けることができます。
若者言葉の一覧にも収録されています。
どちゃくその語源
どちゃくそは2010年ごろからインターネット上の表現として使用されるようになりました。
「くそ」と言う表現があまり美しくないことから、初めは男性がよく使用していたようです。
それがだんだんインターネットやSNSを通じて広まり、実際の会話の中でも使われるようになっていきました。
また、お笑い芸人である三四郎の小宮浩信さんが使っていて世間に広まったという説もあります。
他にもさまざまな説がありますが、「どちゃくそ」と言う言葉のはっきりとした語源は分かっていません。
どちゃくその類義語
どちゃくその類義語としては「めちゃくちゃ」や「とても」が挙げられます。
また、インターネット用語として近年使われているのは「鬼(オニ)」や「スーパーウルトラ」という言葉です。
どちらも「どちゃくそ」と同じように「鬼(オニ)可愛い」や「スーパーウルトラ最高」という使い方をします。
中国地方には「ばちくそ」という方言も存在します。
どちゃくそのOK使用例
ここからはどちゃくそのOK使用例をご紹介していきましょう。
OK使用例1.『今日は仕事でどちゃくそ疲れた』
仕事が忙しく、とても疲れたことを表す時に使用します。
この場合はあまりよくない意味として捉えることができます。
その他にも「パソコンを使いすぎてどちゃくそ目が痛い」「寝不足でどちゃくそ眠い」など仕事面で疲れていることを表す時に使用することができます。
OK使用例2.『あの子とあまり話したことなかったけど、どちゃくそいい子だった!』
今まであまり話したことがなかった子と話してみたらとてもいい子だった、という場面で使用することができます。
こちらは良い意味として使用している例です。
どちゃくそのNG使用例
次はどちゃくそのNG使用例です。
NG使用例1.『私、どちゃくそ頭いいんだよね!』
自分のことを「とても頭がいい」と強調していますが、このように使用することはあまりオススメできません。自慢と捉えられることもあるからです。
自分を高める言葉としてはあまり使用しない方がよいかもしれません。
NG使用例2.『どちゃくそ好きです。付き合ってください。』
意中の相手に告白する時に「とても好きです」と言う意味で使用しています。
意味としては伝わりますが、あまり美しい響きではありません。
「この子、下品だな」という印象を与えてしまうかもしれません。
「どちゃくそ」は親しい友人など仲間内の会話として使用するのがよいでしょう。
どちゃくそを使う際の注意点
「どちゃくそ」はいい意味でも悪い意味でも使用できる、とても便利な言葉です。
しかし目上の人やあまり親しくない人、インターネット用語に詳しくない人などに使用してしまうと、「失礼な人」「品がない人」と思われてしまうこともあります。
立場や場所を考えて使用することを心がけましょう。