蛇化現象の意味とは?
蛇化現象の意味
蛇化現象(へびかげんしょう)とは、自分の彼氏や彼女がどんなことをしてもそれをポジテイブに捉えてしまうことを意味しています。
そしてその短所も含めて全てが愛おしいと感じてしまうのです。
服がダサくても、身だしなみが整っていなくても、それを可愛いとすら思います。
相手のことが好きすぎるあまり、どんなことでも肯定してしまうことを「蛇化現象」と表現します。
蛇化現象の由来と語源
蛇化現象の「蛇」は文字通り爬虫類の蛇です。
蛇はなんでも丸呑みしてしまう生き物として知られています。
そのため、相手の悪い部分も全て丸呑みして受け止めてしまうことを蛇に例え、「蛇化現象」という名前がついたようです。
これは若者の間で流行している「蛙化現象」の対になる言葉として生まれました。
蛙化現象については次の項で詳しく説明します。
蛇化現象の類義語
蛙化現象(かえるかげんしょう)
蛙化現象とは、これまで好きだった相手を急に嫌いになる時に使われる言葉です。
元々は心理学用語でしたが、最近では若者の間の流行語として使われています。
少しのきっかけで好きな当てに対する気持ちが冷めてしまうことを「蛙化現象」と言うようです。
キング化現象
キング化現象とは、自分の恋人や好きな人がどんなことをしても「面白い」と感じることを意味する言葉です。
相手に対してプラスの感情を抱くという点では蛇化現象とよく似ています。
しかし蛇化現象が「愛おしい」と感じるのに対して、キング化現象は「面白い」と感じる部分に違いがあるのです。
金木化現象(かねきかげんしょう)
金木化現象とは、突然変な行動を取られることで相手への好意が冷めてしまうという意味で使われる言葉です。
この言葉は人気TikTokerである金木朋裕さんの苗字から来ています。
しかし金木さん本人もなぜ金木化現象という名前が付いたのかについては、よく分からないようです。
蛇化現象の例
ここからは、蛇化現象の例についてご紹介していきます。
寝顔が変でも愛おしいと感じる
寝ている時は人が一番無防備になる時です。
口を開けて寝ていたり、いびきをかいたり、時にはオナラをしたり。
朝の寝癖も含めて全て愛おしいと思ってしまうのです。
服がダサくても愛おしい
デートの待ち合わせに現れた相手の服装がとんでもなくダサい。
でもそんな姿すら可愛いと感じてしまいます。
左右違う靴下を履いていたり、明らかに服が似合わなかったりしても愛おしく感じてしまうのです。
相手の意見を何でも肯定してしまう
相手が辻褄の合わない発言をしても、とりあえず肯定してしまいます。
そこには「相手に嫌われたくない」という思いもあるのかもしれません。
つい甘やかして相手を受け入れてしまいます。
雑な扱いをされても好きだと感じてしまう
暴言や暴力など、相手からの雑な扱いも肯定してしまいます。
そして「優しい部分もあるから」と許してしまうのです。
傷つけられているにも関わらず肯定することは、自分自身を苦しめることに繋がってしまうので、注意が必要です。
蛇化現象は治せる?
結論から言えば、蛇化現象に具体的な治し方はありません。
相手を受け入れることは大切で、無理に治す必要がないと考えている人もいます。
お互いを肯定し合えば喧嘩も減っていくでしょう。
しかしあまり相手に依存しすぎることは禁物だと言えます。
時には冷静になって相手と接することも大切なのです。
もし自分が傷つけられたり大切にされていないと感じた時は、一度距離を置いて考えてみるのもよいかもしれません。