アイーンとは?ギャグ誕生に隠された真実
アイーンとは?
アイーンとは、日本のコメディアンである志村けんの代表的なギャグの1つです。
腕を曲げて顎の前に出し、顎を突き出すポーズをしながら「アイーン」と言うこのギャグは大変有名で、多くの人々に親しまれています。
小学校時代から人を笑わせることが特に好きだったという志村けんは、コメディアンとして多くの国民的ギャグを生み出しました。
ドリフターズメンバーの付き人を経て、1974年に正式メンバーとなった志村けんはバラエティ番組を中心に大活躍。
特に加藤茶との名コンビはお茶の間に多くの笑いをもたらしました。
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アイーン誕生に隠された秘話
今や国民的ギャグとなった「アイーン」ですが、実はもともとこのポーズには「怒っちゃやーよ」という台詞が付けられていたのです。
相手が怒っているのをなだめるのにこのポーズと台詞を使い、逆上させて視聴者の笑いを誘っていたのです。
後にこのポーズに「アイーン」という言葉を付けたのは志村けんではなく他の人でした。
「アイーン」という言葉をつけた人物は原西孝幸、バッファロー吾郎Aなど諸説ありますが、とにかく彼ら若手芸人がふざけてこのポーズをやっているうちに生まれたようです。
それをナインティナインの岡村隆史が真似し始め、世間に「アイーン」が広まりました。
志村けん自身も自らの著書の中でこの経緯を説明しています。
新型コロナウイルス感染と死亡
2020年3月、志村けんは収録のため訪れたテレビ局で体調不良になります。
その後倦怠感、発熱、呼吸困難となり重度の肺炎で入院。
入院の際に行った検査で新型コロナウイルス陽性と診断されました。
10日ほど入院した3月29日、70歳で死去、感染経路は分からないままでした。
志村けんのスケジュールは舞台に地方公演、映画出演、連続ドラマ出演と詰まっていたため、突然の訃報に日本中が大変な衝撃を受けることになります。
2021年6月には志村けんの功績を称え、アイーンのポーズをした銅像が西武鉄道東村山駅に建てられました。
東京都東村山市は志村けんの出身地としても知られています。