時を戻そうとは?ダウンタウン松本人志も認めた名フレーズ
時を戻そうとは?
「時を戻そう」とは、お笑いコンビぺこぱの松陰寺太勇がネタの途中で使うフレーズです。
ぺこぱはシュウペイがボケを担当し、松陰寺太勇がツッコミを担当する2人組です。
オチまで行ったコントの他のバージョンを披露したい時、「時を戻そう」と言って話を最初に戻す時に使われます。
2019年のM-1グランプリでこのフレーズが多く使われ、世間に広まりました。
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時を戻そうの特徴
ツッコミというのは普通ボケの発言を遮ったり、別のパターンのボケに進ませるという役割を担います。
しかしこの「時を戻そう」はボケを否定するのではなく受け入れながら話を展開させる効果があります。
M-1グランプリの中でこのフレーズが登場した際、審査員のダウンタウン松本人志は「ノリツッコまない芸で新しいジャンルだ」と評価。
そのこともきっかけとなり、「時を戻そう」は人気のフレーズとなっていったのです。
日常生活に広がる「時を戻そう」
もともとはネタの中で披露された「時を戻そう」ですが、現在では若者を中心に日常会話の中にも広がっています。
自分が何らかのミスをしてしまった時や、楽しい思い出をもう一度経験したい時などに「時を戻そう」という言葉が使われます。
例えば、「やばい、話を全然聞いていなかった…時を戻そう」「作業の手順を間違えてしまった…時を戻そう」などです。
ぺこぱ自身も自分達のネタがスベッてしまった時などに「時を戻そう」と言って笑いを誘うことがあります。
2020年流行語大賞にノミネート
「時を戻そう」は2020年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされました。
その年の1位に選ばれたのは「3密」で、他にも10位以内にはアマビエ、鬼滅の刃、フワちゃんなど誰もが知る流行語が並んでいます。
残念ながら「時を戻そう」は10位以内にランクインできませんでしたが、世間から注目されたフレーズであることが証明されたノミネートでした。