「布団が吹っ飛んだ」とは?ダジャレとしての意味を解説
(公開日: 2022年9月19日)
「布団が吹っ飛んだ」のダジャレとしての意味と面白さ
「布団が吹っ飛んだ」は日本語のダジャレの中でも代表的なものです。
日本人に馴染みのある布団と「吹っ飛ぶ」を連用形にした「吹っ飛んだ」をかけることで、言葉の響きとしての面白さを出しています。
「布団が吹っ飛んだ」は日本人であればよく耳にするダジャレですが、実際に布団が吹っ飛ぶという状況はあまり考えられません。
竜巻や家屋が倒壊するような強い風などの場合は布団が吹っ飛ぶこともあるのかもしれませんが、状況を想像しにくい点もダジャレの言い回しと現実の違いの面白さを感じることができます。
布団が吹っ飛んだの由来。誰がはじめに言ったか?
布団が吹っ飛んだの由来には様々な説があります。
一番有力なのは鳥山明の漫画『Dr.スランプアラレちゃん』が最初だという説です。
17巻の話の中で馬鹿博士と言うキャラクターがこのダジャレを使っています。
漫画の欄外には「布団が吹っ飛んだ」を考えたのは桂正和という漫画家であることが書かれています。
布団が吹っ飛んだが出てくる作品
布団が吹っ飛んだが世間に知られるようになったのは、『Dr.スランプアラレちゃん』の作者と同じ鳥山明の漫画『ドラゴンボール』だと言われています。
主人公の孫悟空が「布団が吹っ飛んだ」を使ったことで日本中に知れ渡っていったようです。
また、新井洋行という絵本作家の作品に『ふとんがふっとんだ』という絵本があります。
2015年にはニコニコ動画に『オフトゥンフライングシステム』という楽曲がアップされました。
これを元に2018年、ダジャレを言うと面白さをAIが判断し、面白ければ布団が吹っ飛ぶという装置が開発されています。