飛びます飛びますとは?一世を風靡した国民的コメディアン
(公開日: 2022年10月11日)
飛びます飛びますとは?
「飛びます飛びます」とは、コメディアンである坂上二郎さんが萩本欽一さんとコンビを組んで結成したコント55号のギャグです。
コント55号では坂上二郎がボケ、萩本欽一がツッコミを担当していました。
飛びます飛びますのギャグは当初あまり注目されていませんでした。
しかし1980年代になって片岡鶴太郎が坂上二郎のモノマネの中でこのギャグを取り入れたことで、世間に広まっていったのです。
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飛びます飛びますのギャグの流れ
飛びます飛びますというギャグが生まれたのは、コント55号の「飛行機」というネタの中です。
パイロット役を演じていた坂上二郎が、片腕を飛行機A、もう片腕を飛行機Bとして管制塔に飛ぶことを伝えるシーンで生まれました。
飛行機Aが「飛びます」と言い、飛行機Bも「飛びます」と言うため、この2つを繋げて「飛びます飛びます」となったのです。
「飛びます飛びます」は大人気アニメ「ちびまる子ちゃん」でも取り入れられ、主人公のまる子がこのギャグの真似をしているシーンが登場します。
晩年の坂上二郎
坂上二郎は2003年に脳梗塞で倒れます。
幸い軽度であったため翌年仕事に復帰し、コメディアンや歌手、俳優として活躍していました。
また、地元である鹿児島県の社会人野球チームの総監督も務めていました。
しかし2010年再び脳梗塞で倒れ、首から下が麻痺した状態になってしまいます。
そして翌年2011年3月10日、76歳で亡くなりました。
長年のコンビであった萩本欽一さんは、出棺の際「坂上さんはただ今飛びます、飛びました」と世の中に愛されたギャグを使って最後の別れを告げました。
坂上二郎さんが亡くなった翌日には東日本大震災が起こったため、追悼番組などは延期、翌年2012年5月に大規模な追悼番組が放送されました。