ワロタの意味とは?発祥や関連語を併せて解説
ワロタの意味とは?
ワロタとは「笑った」という意味で使用されるネットスラングのひとつです。
インターネット上で笑ったという言葉の発音や表記を変えて会話などに用いた際、最初の笑ったが段々変じてゆき、その過程の中で生まれたのがワロタです。
ネットスラングについてはこちら
ワロタの発祥
ワロタの発祥は2000年代初期のインターネット掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)とされています。
同掲示板内で笑ったという言葉がカタカナ表記でワラタになり、そこから変じてワロタになりました。
このワロタから更に変じたものでワロスというネットスラングも存在しているので、このワロタは笑った→ワラタ→ワロタ→ワロスと変化の第三過程で生まれた言葉となります。
しかしながらこのワロタは関西では元々「笑った」という意味の方言としてわろた、わろうたとして用いており、こちらが発祥であるという説も存在しております。
ワロタに関連するAA
ワロタに関連するAA(アスキーアート)として有名なものはOVA板銀河英雄伝説のハイドリッヒ・ラングのAAです。
これはもともとは2ちゃんねる内の「モーニング娘。(狼)板」において、古参ぽく振る舞う定型のコピペがはじまりとされています。
その定型コピペが他の板でも使われるようになり、文などが改変されていく中で出現したのがコピペ文を添えたラングのAAです。
以下が当時添えられていたコピペ文です。
久々にワロタ
こういうスレが立っていたのが昔のガ板なんだよな今の新参は昔のガ板を知らないから困る
ガ板とは先述したモーニング娘。(狼)板の通称です。
このガ板の部分を別の板の通称に変えて使用されるのがユーザーの間ではブームとなりました。
なお、このAAがきっかけでラングのイラストと共にワロタと添えられたLINEスタンプが2016年に銀河英雄伝公式より販売されました。
ワロタの関連語
ワロタはその言葉が生まれた初期の頃こそよく用いられていましたが、2010年頃からはそれに代わるものが広まってゆき、徐々に死語として扱われるようになってしまいました。
ここではワロタから生まれた関連語やワロタに代わる言葉などを紹介します。
クソワロタ
クソワロタは「くっそ笑った」の意味で用いられる用語です。
ワロタより面白いことを強調したい時に使用されます。
(笑)
笑という文字に括弧を付けて表記するこの(笑)は、ワロタが広まる以前から面白いという感情を表す表記としてネットやメールなどで用いられております。
w
wは笑の文字をローマ字で表記した際に「warai」となることから、頭文字のwだけ残して面白いことを示す表記です。
wはひとつだけで用いられることもありますが、その面白さの度合いに応じて「wwww」といくつも並べて用いられることもあります。
詳しくはこちら
草不可避
草不可避(くさふかひ)とは、先述したwが大量に連なっている様子が草のように見えることから「草不可避=面白くて笑いが止まらない、笑わないなんて不可能」という意味合いで用いられる用語です。
この草不可避から更に面白くて仕方ないという時には「大草原」や「大草原不可避」という表現も存在しています。
詳しくはこちら