女体化の意味とは?使い方や類義語も併せて解説
女体化の意味
女体化とは、元々女性の体を持っていない存在を女性の体に変化させるという意味です。
二次創作のBL(ボーイズラブ)作品においては、受け側を女体化することが多いですが、中には攻め受け両方を女体化している作品や元々そのキャラクターの性別が女性だった、という先天性女体化設定のものも存在します。
女体化は一次、二次創作問わず設定のひとつとしてその立場を確立してはいますが、万人に受け入れられるものではないので二次創作で女体化のイラストや小説を頒布、アップする際にはこの言葉をキャプション部分に添えることが暗黙のマナーにもなっています。
女体化はこちらの一覧にも収録されています。
女体化の語源
これは1987年~1996年に週刊少年サンデーにて連載されていた高橋留美子の漫画「らんま1/2」の中で主人公である早乙女乱馬が水を被ると女性の体になってしまうという設定が発祥といわれていますが真偽のほどは不明です。
女体化の類義語
女性化
女体化と同じ意味ですが「女体」というワードに対し、あまりポジティブなイメージを持てない人が言い換えて使用しています。
にょた
女体化を略した言葉です。
この言葉はショタコンをショタと略すところからきていると言われています。
また、人によってはその語感から女体化でも当該キャラクターの年齢より幼い学生や子供への女体化を示す際に使うこともあります。
性転換
文字通り、性別が変わることを意味します。
この言葉は男性の体が女性の体に変わるという意味だけでなく、女性の体が男性に変わる場合にも使われます。
TS
トランスセクシュアル(Trans Sexual)の略で前項の性転換と同じ意味となりますがトランスジェンダーの類いと混同されぬよう、TSF(Trance Sexual Fiction、またはFantasy)とも表記されます。
こちらも性転換ジャンルを表す言葉ではありますが、主にアダルトゲームや男性向け創作物のジャンル表記に使用されることが多いです。
また、男性向け創作の場においてTS(F)は体が異性に転換するという設定だけでなく、既存の女体に男性の精神が入り込むといった設定でも用いられます。
擬女化
擬女化は擬人化と女体化が合わさった言葉です。
擬人化は人間以外の生き物や、ひいては性別のない無機物に人の体を与える意味の言葉ですが、その擬人化した存在が女性の体をもって表現されていると擬女化として表記に用いられます。
幼女化
女体化の中でも大人の女性ではなく、幼い女児に変化させた際に使われる言葉です。
主に幼稚園児〜小学生位までがこの幼女化に該当します。
ここから更に幼い赤ちゃんに変化させることをバブ化と言います。
先天性と後天性の違い
先天性の女体化
先天性の女体化は先述した通り、二次創作界隈において元々そのキャラクターの性別が女性であるというパロディー設定の際に多く使われています。
先天性なので見た目は公式から出されているビジュアルに近く、そこにプラスしてやや女性らしい体つきになっているという表現が多く見受けられます。
後天性の女体化
後天性の女体化は何かしらのキッカケ(女体化する薬を飲んでしまった、や魔法をかけられたなど)で男性が女性の体になることを示しています。
後天性の女体化はそのキャラクターが女性の体を手に入れたことを強調する為に、その肉体を巨乳にしたり髪型も女性らしくしたりと変化をしっかりと表現する傾向が多く見られます。
女体化の関連語
男体化
女体化と反対とされる言葉で女性のキャラクターが男性の体に変化する際に用いられ、百合のカップリングにおいてはしばしば見られるパロディー設定のひとつです。
また、乙女ゲームの二次創作においてはヒロインを男体化、そして男性キャラクターを女体化するいわゆる性別入れ替えのパロディー作品も存在します。
男の娘
男の娘(おとこのこ)は見た目が女の子に見える男性を指す言葉です。
外見は女の子ですが肉体は男性なのでいわゆる女装男子というカテゴリー内における一属性となります。
この男の娘は2000年代にサブカル界隈で発生し、その後広まっていったと言われています。
注意したいのは「男の“娘”」と表されているのでその対象はあくまでも年の若い(あるいは若く見える)男性限定となります。