「猿が去る」とは?ダジャレとしての意味を解説
(公開日: 2023年6月28日)
「猿が去る」のダジャレとしての意味と面白さ
「猿が去る」は、動物の猿といなくなるという意味の「去る」を掛けています。
簡単に言えば「猿がいなくなる」という意味になります。
1つの文章の中に意味の違う「さる」という言葉が入っており、しかも意味がきちんと通じるところにこのダジャレの面白さがあります。
「猿が去る」はこちらにも収録されています。
猿が去るの由来。誰がはじめに言ったか?
「猿が去る」の由来や誰がはじめに言ったかについては、はっきりと分かっていません。
しかし古来から猿は「去る」と掛けて、厄除けや魔除けの動物であると信じられてきました。
また、音読みすると「エン」であることから、「良縁」とも掛けられてきました。
一方、猿のことを別名「エテ公」と言うことがあります。
これは猿が「去る」をイメージさせるのを嫌い、反対の意味の「得る」を使ったと言われています。
そして、手に入れると言う意味の「得手」が当てられ「エテ公」と呼ばれるようになったのです。
「猿が去る」のダジャレを使った商品など
畑などに設置する猿よけネットとして、「猿去るネット」という商品が販売されています。
猿は頭が良いため、大変防御するのが難しいと言われています。
絡まりやすいネットをわざと緩めに貼ることで、ネットを登りにくくする効果があるとのことです。
また、群馬県では猿被害の対策として「猿が去る」取り組みがされているようです。
町の役場などと連携し、被害状況の調査や住民向けの対策講習会などを行っています。