囲いの意味とは?使う時のニュアンスや実際の例文なども徹底解説
囲い(ネット用語)の意味とは?
囲いとは、ネット用語で熱狂的なファンのことを言います。
特に動画配信者のファンの中でも、信者的なファンのことを囲いと呼びます。
本来の意味である「庭の囲い」のように、気に入った配信者を自分たちで囲い込むような行動をすることから、熱狂的なファンのことを囲いと呼ぶようになりました。
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囲いという言葉に込められたニュアンスは?
単に配信者の大ファンに対して囲いという表現を使うことはありません。
単なるファンとは違い、囲いにしか込められていないニュアンスがあるのです。
どういったニュアンスで使われる単語なのかを紹介します。
熱狂的すぎるファン
単なるファンであれば、囲いと言われることはありません。
囲いと呼ばれるファンは、その名の通り配信者を自分たちだけで囲い込もうとします。
そのため他の配信者を見下したり、新規参入してきたファンのことを「にわか」や「ミーハー」と言ったりします。
そのように「自分たちだけが特別」だと思い込み、熱狂しすぎているファンのことを、ちょっとした侮蔑の意味を込めて囲いと呼びます。
周りに迷惑行為をするファン
配信者のことが好きすぎて周りに迷惑をかけるファンも囲いだと呼ばれることが多いようです。
配信者と似たライバルに動画に対して荒らしコメントをしたり、ちょっとおかしいファンのコメントを馬鹿にして晒上げるようなファンは囲いと呼ばれます。
単なる荒らしとは違い、本人は「配信者のため」と思っているため、注意されても囲い行為をやめないケースも多いと言われています。
そのためあまりにも悪質になると、配信者自身にアクセス禁止などの措置を取られることもあります。
囲いを使った実際の例文
どういう状況で囲いという言葉は使われるのでしょうか。
ニュアンスを正確に把握するためにも、例文を紹介します。
囲いがいると通行の邪魔
動画配信者の中には、動画だけではなく実際のライブに出演する人もいます。
そうしたシチュエーションでは、囲いと呼ばれるファンが出待ちをしたり、配信者の行く手を阻むケースも少なくはありません。
そのような状況だと、ファン同士だけではなく一般の人の迷惑になってしまうケースもあります。
そうした状況をさして、良識的なファンから「囲いがいると通行の邪魔だから、いっそ来ないでほしい」と言われることもあります。
普通のファンなのに囲いとか言われたくない
普通のファン同士であっても、仲が悪い人から「お前、囲いと同じだからww」のような悪口を言われることがあります。
しかし、囲いは単なる悪口ではなく「周りに対して迷惑な行為をするファン」を意味する言葉です。
そのため「普通のファンだから、囲いと同じ扱いしないで!」のように反論することができるでしょう。
囲いはファン同士の悪口に使われがちな言葉ですが、一般的な「馬鹿」や「にわか」といった悪口とは少々ニュアンスが異なっています。
囲い厨滅べ
囲いの中でも特に、配信者を独占しようとする視聴者・リスナーは「囲い行為の中毒者」というニュアンスを込めて「囲い厨」と呼ばれます。
こうしたファンが現れると、囲いのコメントが目に入って嫌な気持ちになるだけではなく、それを諫めるコメントも増えて動画自体が楽しくなくなるでしょう。
そのようなことから「いなくなってほしい」という意味で「囲い厨滅べ」という言い方をする人もいます。