ヤラカシの意味とは?
ヤラカシの意味
ヤラカシとは、芸能人やアーティストなどの追っかけの中でマナー違反を繰り返す人たちを意味する言葉です。
もともとはジャニーズファンの間で使用されていた言葉ですが、最近ではマナーの悪いファン全般に対して「ヤラカシ」という言葉を使うようになりました。
ヤラカシの由来と語源
ヤラカシは迷惑な行為を表す「やらかしてしまう」という言葉に由来する言葉です。
「やらかす」には相手が望んでいないことや、本来すべきでないことをしてしまうという意味があります。
このことから、迷惑行為をするファンに対して「ヤラカシ」という軽蔑を込めた呼び名が付いたのです。
もちろんマナー違反をするのは一部のファンですが、そのせいで活動や行動を制限されるアーティストがいるのも事実です。
最近ではSNSやブログを通じてアーティスト自身がファンに迷惑行為をやめるよう呼びかける場面も増えてきました。
ヤラカシの類義語
ヤラカシの類義語は主に3つあります。
類義語①裏オリキ
オリキとは、「追っかけに力を入れている人」を略した言葉です。
追っかけの「オ」に「力」を「リキ」と読み、「オリキ」となります。
オリキが通常の追っかけであることに対し、裏オリキは追っかけのルールから逸脱し、迷惑行為をするファンを意味します。
類義語②オキラ
オキラとは、アーティスト本人から嫌われているファンを意味します。
嫌われている理由は様々ですが、迷惑行為を繰り返すことで顔を覚えられてしまった「オキラ」が多いようです。
しかし中には「嫌われてもいいから顔を覚えられたい」と考える人もいるようで、迷惑行為がなかなか減らないのが現状です。
類義語③サセン
サセンはK-POP用語でアイドルを執拗に追いかける迷惑なファンを意味します。
韓国語で私生活を「サセンファル」と言い、「サセン」は「サセンファル」を略した言葉です。
「私生活」と言うだけあって、「サセン」と呼ばれる人たちはアイドルを私生活に踏み込んで追い回すという迷惑行為をおこなっているようです。
ヤラカシの内容
次にヤラカシにはどんな行動があるのかについて、その一部をご紹介します。
内容①執拗に尾行する
ヤラカシに多いのが、アーティストを執拗に尾行する行為です。
移動中や仕事帰りの移動車をタクシーで追いかけたり、自宅までついていったり、プライベートにまで及んで尾行することもあるようです。
この執拗な尾行はアーティストや事務所を大変悩ませています。
尾行されるのを防ぐため、事務所側はアーティストの乗っていない車をダミーとして先に出発させたり、警備を強化する必要があるからです。
内容②駅や空港で出入り待ちする
コンサートやイベントの際、アーティストは公共交通機関を使って移動することも多いです。
駅に入る瞬間や電車に乗り込む瞬間を狙って待っているファンも多くいるようですが、これらの行為も大変迷惑です。
新幹線に乗るところを一目見ようとファンが押しかけた結果、大混乱となり新幹線の出発が遅れたという事例もあります。
そうなれば、一般の方にも迷惑をかけてしまうことになります。
内容③実現不可能な内容のファンレターを送る
ファンレターはアーティストにとって嬉しいものです。
応援している人の思いを知ることで、活動する意欲にもなります。
しかし中には「迷惑だ」と思われてしまうような、実現不可能な要望などを書いて送るファンもいるようです。
例えば「付き合ってください」「結婚してください」などです。
また、便箋何十枚にもなるようなファンレターも迷惑行為と言ってよいでしょう。
ファンレターを書くときには、読んだ相手を嫌な気分にさせないような書き方を心がけることが必要です。