クセが強いの意味・言い換え表現・返し方とは?褒め言葉なの?気になるポイントを解説
クセが強いの意味とは?
「クセが強い」とは、好みや性質が一般的ではなく偏っているという意味のフレーズです。
人とはどこか違う特徴や性質を持つ人に対して使われることが多いです。
クセが強いの元ネタは千鳥のノブ
「クセが強い」の元ネタは、お笑いコンビ 千鳥のツッコミを担当しているノブさんです。
このツッコミのフレーズが誕生したのは日本テレビ系列の番組「笑神様は突然に…」でした。相方でボケ担当の大悟さんが一風変わった歌い方をした際に「いや、クセすごいな」とツッコミを入れたのが最初でした。
それからこのツッコミは一般人の間でも使われるようになり、テレビ朝日系番組「アメトーーク!」内で「アメトーーク流行語大賞」を受賞。今ではフジテレビ系列番組「千鳥のクセがすごいネタグランプリ」のように、番組タイトルにもその言葉が用いられています。
クセが強いは褒め言葉?
「クセが強い」と人に言う場合、一般的には「変わっている」「個性が強すぎる」という意味合いで用いることが多いです。実際にこの言葉の元ネタであるノブさんが「クセがすごい」を用いるのは、大悟さんが独特なボケ方をした時がほとんど。
そのため、褒め言葉であるかどうかはその時々で判断するしかないと言えます。自身の言動について笑いながら言ってくれたのであれば褒めるニュアンスも含まれていると考えられますが、自身の不在時に誰かと「あの人ってちょっとクセすごいよね」のように言われていたのであればあまり良い意味ではないかもしれません。
前後のやり取り含めて総合的に判断しましょう。
クセが強いの言い換え表現
ここで、「クセが強い」の言い換え表現をいくつかご紹介します。
アクが強い
人やモノに独特の雰囲気があり、受け入れるのに時間がかかること。とっつきにくい様子のこと。
好みが分かれる
人によって好むものは異なること。
独特
ある特定の人やモノだけが特別に持っているもののこと。
クセが強いと言われた時の返し方
「クセが強い」に対する定番の返し方というのは特に存在しないようです。
何か返したいという方は、流行語の中から返しを選んでみても良いかもしれません。たとえば、お笑いカルテット ぼる塾 田辺さんの定番の返し「まあね~」や、お笑いタレントでボディビルダーであるなかやまきんに君の「パワー!」なども返しとしてはぴったりです。
また、ノブさんのこれまでのツッコミでも有名なものを返しに使うというのもおすすめです。
クセが強いの英語表現
「クセが強い」を英語で表すのであれば、"You have a strong characteristic." や "That’s a strong characteristic." などの表現を使うことができます。
"characteristic" とは、「特徴」「特質」「特色」などの意味を持つ単語。前部分に "strong" とあることから、離してが相手に対してクセの強さを指摘していることが分かります。
クセが強いと言われる性格とは
ここでは、クセが強いと言われる人の性格を簡単に見ていきます。
マイペースで周囲の目を気にすることがあまりない
クセが強いと言われる人は、良い意味でも悪い意味でもマイペース。周囲の視線を気にすることもあまりありません。
自分がその時々やりたいと思った気持ちを大切にし、また実行に移します。好奇心や意欲に突き動かされているので、時には周囲を振り回してしまうことも。それが魅力の一つでもありますが、少し周囲にも目を向けられる余裕を持てると更に良いかもしれません。
言動の予測ができない
その独特のセンスによる言動や、突然のアイディアから来る行動は周囲の人間を時に驚かせます。一つひとつがインパクトの強いものであることが多く、周囲から注目を浴びてしまいがち。
それらが面白いと好意的に受け止めてくれる人も実はたくさんいるので、ムードメーカーとして扱われることもあるでしょう。ただしある程度TPOを意識するように心がけないと、冷たい視線を向けられてしまう可能性も高いです。
服装や髪の色などが個性的
自身の好きなものや世界観が最も出やすいのがファッション。特にクセの強い人はその特有のセンスが如実に見た目に表れやすく、個性的なファッションや目を引く髪色を好む傾向にあります。
しかし世界に名だたるファッションメーカーが誕生するに至ったのも、良い意味でクセの強い人々の鋭い感性があったからこそ。内から溢れ出るセンスは、たくさんの人を振り向かせるでしょう。