欧米かとは?大先輩の言葉で自信を持ったツッコミ芸
(公開日: 2022年10月11日)
欧米かとは?
「欧米か」とは、吉本興業所属のお笑いコンビ、タカアンドトシのトシがタカのボケに対してツッコむ時に言う台詞です。
北海道出身のタカアンドトシは『爆笑オンエアバトル』という番組に2001年から5年間出演し、徐々に人気を獲得していきました。
2004年、2005年には2年連続のチャンピオンとなりました。
後にタカアンドトシは「爆笑オンエアバトルのおかげで東京進出も叶った。とてもお世話になった番組」だと振り返っています。
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タカアンドトシの芸風
タカアンドトシはもともと正統派の漫才を行うコンビでした。
タカが台本を作る際にツッコミの部分に関してを細かく指定せず、全て「〇〇か!」と書いていたため、トシがそのまま舞台上で採用。
するとそれが芸人仲間や観客にウケ、「◯◯か!」というツッコミが定着しました。
中でも海外の挨拶や海外の話になった時に「欧米か!」とタカの頭を叩きながらツッコミを入れる場面が大ヒットしたのです。
「◯◯か!」というツッコミに定着してからは、ツッコミのフレーズを先に決め、それに合わせてボケのネタを作るスタイルに変化したようです。
2人が出演するレギュラー番組に「◯◯かっ!」というタイトルが多いのも、このツッコミから来ています。
大先輩のアドバイスで自信をつけた2人
「欧米か」が大ブレイクしたタカアンドトシですが、「いつか観客が飽きてしまうのでは?」と不安を感じていました。
そこで2人は大先輩である志村けんにその事を相談します。
「欧米か!しかウケるものがないため、次を作った方が良いか」という相談に対する志村けんの答えは意外なものでした。
志村は2人に「1つでいい。それを大切にしなさい。ずっと続けることが大切」とアドバイスし、その言葉を聞いた2人はこの「欧米か」でやっていくことに自信を付けたのです。