女性向けの意味とは?
女性向けの意味
女性向けとは、ターゲットを女性に絞った作品や商品を意味する言葉です。
ゲームや漫画の世界でもよく使われる言葉で、コミックマーケットなどのジャンル分けにも使われています。
ただ、この「女性向け」という言葉はあくまで作り手側からの視点であるため、全ての女性の好みに当てはまるというわけではありません。
女性向け作品を嫌う人もいるため、1ジャンルとしてまとめてしまうのは危険という考え方もあります。
女性向けはこちらの一覧にも収録されています。
女性向けの由来と語源
「女性向け」という言葉はファッション雑誌や雑貨などに対しても使われます。
しかし近年では主に創作に対して使われる言葉として一般的に知られています。
一般的にはイケメンのキャラクターが多く登場したり、ボーイズラブ作品を「女性向け」と呼んでいます。
有名な紀貫之の『土佐日記』でも描かれているように、昔は文字にも「女性向けの文字」「男性向けの文字」が存在していました。
女性と男性は全く別の生き物であり、趣味、嗜好も異なって当然という考え方があったからです。
その考えを基盤にして様々な出版物や教育が行われてきました。
「女言葉」「男言葉」などもその一例です。
女性向けの類義語
類義語① 乙女向け
乙女向けとは、乙女ゲームや夢小説のような作品を意味する言葉です。
主人公に自分を投影してプレイしたり読んだりすることができる作品が「乙女向け」と呼ばれます。
類義語② 腐向け
腐向けとは腐女子、腐男子をターゲットにした作品のことです。
男性同士の恋愛をメインに描かれたゲームやアニメ、漫画を意味します。
もちろんそのような内容を好まない人もいますので、そういった人に注意喚起をする意味でも使われます。
類義語③ 女児向け
主に10歳前後の女児をターゲットとして作られた作品を意味します。
「プリキュア」シリーズなどがその一例ですが、女児だけでなく保護者も対象の中に入れているので女児向け作品にハマってしまう大人がいるのも事実です。
女性向けの対義語
対義語① 男性向け
男性向けとは、男性をターゲットにして作られた作品などのことです。
少年漫画や美少女が多く登場する作品などが「男性向け」に該当します。
近年では「ショタ(幼い男の子)」や「百合(女性同士の恋愛)」も「男性向け」に含まれることがあります。
対義語② 一般向け
一般向けとは、性的描写を含まなかったりBLや百合など一部の人が嫌悪するジャンルではない作品の総称です。
しかし万人に受け入れられるジャンルというのは少なく、前者の意味で使われることが多い言葉となっています。
女性向けコンテンツの一例
女性向けコンテンツの幅は広く、多岐に渡ります。
その一例をご紹介していきましょう。
例① 少女漫画
女性向け作品の代表的なものと言えば少女漫画です。
女性を主人公にし、男女の恋愛を描いた作品が主に「少女漫画」と呼ばれます。
例② 乙女ゲーム
乙女ゲームとはゲームの主人公を女性とし、男性キャラクターとの恋愛シミュレーションができるゲームのことです。
主人公は意中の男性と結ばれるために、ゲームの中で様々な難関をクリアしていきます。
例③ 夢小説
夢小説とは、自分と自分の好きな男性キャラクターとの恋愛を描いた二次創作のことです。
自分自身に似せたオリジナルキャラクターを登場させる場合もあります。
例④ ボーイズラブ(BL)
ボーイズラブは男性同士の恋愛を描いた作品の総称です。
女性向けコンテンツの中では最も人気が高いといっても過言ではありません。
最近では一般の書店などにもボーイズラブコミックコーナーが設置されているほど、世間に浸透しているコンテンツと言えます。
例⑤ シチュエーションCD
シチュエーションCDは、男性キャラクターが聴き手に様々なシチュエーションで語りかけるタイプのCDです。
人気声優を起用している場合が多く、大変人気のコンテンツです。