ブロマンスの意味とは？
ブロマンスの意味
ブロマンスとは男性の友情や兄弟のような関係性を表す言葉です。
友達以上の絆や感情的な繋がりを持った男性同士の関係性を形容する時に使われます。
この言葉は男性同士限定で使用されるため、女性同士や男女間の友情の場合には使いません。
近年テレビドラマや映画での男性同士の深い絆や友情に対して「ブロマンス」という言葉をよく使います。
ブロマンスはこちらの一覧にも収録されています。
ブロマンスの由来と語源
ブロマンスは「ブラザー」と「ロマンス」が組み合わさってできた言葉です。
ブラザーは英語の「Brother(兄弟)」から来ています。
この言葉が初めて使われたのは、英語版のスケートボード雑誌「ビッグ・ブラザー」であると言われています。
ずっと一緒にスケートボードを楽しんでいるような関係という意味で使われていましたが、徐々に男性同士の友情や親しい関係を指すようになっていきました。
ブロマンスの類義語
類義語① BL
BL(ボーイズラブ)は男性同士の恋愛を題材とした漫画やアニメ、小説などの作品を指す言葉です。
この言葉が最初に使われたのは、1991年に創刊された「イマージュ」という雑誌だと言われています。
ブロマンスが男性同士の友情や絆を意味するのに対して、BLは恋愛関係に限定して使われます。
類義語② ホモソーシャル
ホモソーシャルとは同性の間での社会的な相互作用を意味する言葉です。
性的嗜好のことではなく、同性間の友情や絆、協力関係などを表す概念として使われます。
特に男性間の関係性に対して使われ、仕事仲間やスポーツチームなど集団での関係を表すこともあります。
類義語③ ロマンシス
ロマンシスは「ロマンス」と「シスターフッド(女性間の連携や絆)」が合体してできた造語です。
女性同士の友情関係や絆、繋がりを表現する際に使われます。
ブロマンスが広まった理由
ブロマンスという言葉がジャンルとして使われるようになったのはごく最近のことです。
一方BLというジャンルは、言葉は違うものの50年以上の歴史を持っていると言われています。
しかしブロマンスの考え方がなかったわけではありません。
BLの一歩手前くらいとして、性的な関係を描かないジャンルは存在していました。
アメリカには「ブロマンス」という言葉は男性の結婚年齢が上がったことで広まったという説があります。
カンザス州で2010年に調査をした結果、50年間で男性の初婚年齢は23歳から28歳にまで上昇していたようです。
また、高い教育を受けた男性ほど初婚年齢が高いというデータも出ています。
初婚年齢が上がったことで男性同士の友達が一緒に活動する機会が増え、感情の共有が増えたのです。
おすすめブロマンス漫画・アニメ
BANANA FISH(バナナフィッシュ)
ブロマンスの王道と呼ばれるのが「BANANA FISH」です。
1985年〜1994年に別冊少女コミックに連載されていました。
2018年にはフジテレビでアニメ化され、大きな話題となっています。
アメリカの少年アッシュと日本の少年英二が心を通わせていく様子がとても美しい作品です。
天宮賜福(てんかんしふく)
「天宮賜福」はもともとは中国のWeb小説として発表された作品です。
日本では2021年にアニメ化され、実写版の制作も発表されています。
神官の謝憐(シエ・リェン)と旅の途中で出会う三郎(サンラン)との関係性をメインに描いたスケールの大きな物語です。
WILD ADAPTER (ワイルドアダプター)
「WILD ADAPTER」は日本の漫画作品です。
2000年から少女漫画雑誌に掲載され、単行本も発売されています。
出雲会の年少組リーダーとして活動している久保田誠人と、記憶喪失の少年時任稔の奇妙な共同生活からストーリーが始まります。
