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鯖の意味とは?発祥や関連語を併せて解説

(公開日: 2023年5月13日)

鯖の意味とは?

鯖(さば)とはネットスラングのひとつで、コンピューターやオンラインサーバーを意味する言葉です。

サーバーを略して「サバ」と呼んだときに同音である魚の「鯖」となることと、一文字で表せる便利さも相まってネットユーザーの間で広まり、定着しました。

また、この鯖という言葉はインターネットの世界だけでなくゲーム界隈でも日常的に用いられています。

アプリゲーム上で、各国地域ごとのサーバーを「アジア鯖」や「ヨーロッパ鯖」と呼んだり、接続が安定しているサーバーを「当たり鯖」や、反対に接続が悪いサーバーを「外れ鯖」と表したりと様々なシーンで鯖という言葉は使用されています。

ネットスラングについてはこちらから

鯖の発祥

鯖はインターネット掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)から発祥したと言われています。

掲示板内において、スピーディーなやり取りを行っていく内に本来の言葉であるサーバーが徐々に省略されていき「サーバー→サバ」から同じ語感で、尚且つ一文字で表すことの出来る鯖へと変じ、ユーザーの間で浸透しました。

鯖の派生語

鯖落ち

鯖落ち(さばおち)とは、サーバーがダウンするという意味を持つ鯖の派生語です。

一ヵ所にアクセスが集中し過ぎたり、ハードディスクの故障によってサーバーそのものが機能しなくなった状態のことを表す際に用いられます。

鯖缶

鯖缶(さばかん)とはサーバーキャンセルという意味を持つ鯖の派生語です。

オンラインゲームなどにおいて、何かしらの理由でサーバーに接続することが出来ない状態のことを表します。

はじめは「鯖キャンセル」だったものが「鯖キャン」と短くなり、そこから更に変じて「鯖缶」となりました。

また、サーバーを管理する管理者のことも鯖缶と呼んだり、管理者の管の字を据え置いて「鯖管」とも表します。

レン鯖

レン鯖(れんさば)とは、レンタルサーバーという意味を持つ鯖の派生語です。

貸し出し可能なサーバーや、その設備をレンタルできるサービスのことをレンタルサーバーを略してレン鯖と表します。


鯖の関連語

鯖のように同音の漢字を用いているネットスラングは沢山存在します。

以下はインターネット上でよく見掛ける鯖の関連語です。

垢(あか)とは「アカウント」を意味する用語です。

特にツイッターやインスタグラムなどのSNSでは、メインで使用しているアカウントとは別のものを別垢(べつあか)や、承認したフォロワーしか閲覧することができない鍵垢(かぎあか)など、垢は高頻度で用いられる用語となっております。

詳細はこちら

茶(ちゃ)とは「チャット」を意味する用語です。

初期の頃は「ちゃ」や「チャ」などの表記もありましたが、チャットの「雑談をする」という意味を対面で誰かと会って話をする際に使用される「お茶する」という表現に連想させて漢字一文字の表記となる「茶」となりました。

尻(しり)とはシリアルナンバーやシリアルコードを意味する用語です。

「シリアル→シリ→尻」と変じて現在の尻が定着しました。