スレの意味とは?使われる場面、派生した言葉も解説
スレ(ネット用語)の意味
ネット用語でのスレとはスレッドという意味で、5ch(旧:2ちゃんねる)などの掲示板のことを指します。
元々は「thread」という脈絡を意味する英単語が語源となっていて、それが転じて掲示板などで特定の話題に関して話す場所を意味するようになりました。
たとえば「恋愛相談のスレ」や「夫婦に対する愚痴を言うスレ」のように、スレにはそれぞれの主題があります。
そのためそのスレに合わない話を勝手に始めると嫌がられるので注意しましょう。
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スレが使われる場面
スレは元々は5chの用語ですので、5ch内で使われることが多い言葉です。
「このスレって今誰もいない?」や「スレで相談してもいい?」と「この場所で」という意味で使われることが多いでしょう。
一方、まとめサイトなどの影響で5ch自体を閲覧する人も昔に比べて増えています。
そのためTwitterなどでリプライが繋がっているツリーのことをスレと呼ぶ人もたまにいるようです。
スレから派生した言葉
最初は特定の掲示板を意味する言葉として使われていたスレという単語ですが、派生語も多く存在しています。
スレの代表的な派生語を紹介します。
スレ主
5chでは、常に存在している「○○に対するちょっとした愚痴のようなスレ」と、「誰かが話したいことがあった時に立てるスレ」があります。
このうち、後者のスレに関しては、そのスレを作成した人物が「スレ主」と呼ばれます。
一般的に、スレ主がいるようなスレは、そのスレ主の選んだ話題が展開されています。
スレ主が恋愛相談をしたい時はそれに対するアドバイスを周りの人がしますし、将来に関する悩みを相談したい時は、それに対する回答をしていきます。
スレ主の悩みが一つ解消すると、また新たな悩みが出てくる場合もありますが、その場合も新しいスレではなく既存のスレで進行していく場合がほとんどです。
ただし、いくらスレ主と似た悩みを抱えていても、他の人がその場で相談することなどはマナー違反だとされています。
個別に作成されたスレは、あくまでスレ主のものであると認識するようにしましょう。
スレ落ち
スレを作成しても、誰もが興味を持ってくれるわけではありません。
スレ主の悩みが特殊すぎたり、あるいは「自分のスレだから」と横暴な態度ばかりをとっていると、そのスレからは人が離れていくでしょう。
そのような過疎の状況が続くと、自然とスレはなくなってしまいます。
その現象をスレ落ちと言い、一度スレが落ちると復活することはまずありません。
スレを作成する際には人が多くいる時間帯を狙ったり、周りの人に伝わりやすい表現を使ったりするなど、周りの人を気遣いながら作成しましょう。
スレ保守
スレ落ちとは違い、スレが落ちないように守ることをスレ保守と言います。
例えば、どれだけスレ主が真剣に悩んでいたとしても、食事やお風呂、睡眠の時間をとらなければなりません。
仕事や学校にスレ主が行くと、頻繁にスレをチェックすることもできないでしょう。
またスレがアドバイス通りに行動する場合、その結果が出るまで時間を要することもあります。
そうなると誰も書き込まなくなり、スレが自然と落ちてしまう原因になります。
そうならないよう、スレを守ることをスレ保守と言います。
定期的にスレに書き込みを行い、スレが落ちないようにするのです。
この場合、書き込み内容は必ずしもスレ主に寄り添うものである必要はありません。
「保守」などの端的な書き込みでもいいと言われています。