残当の意味とは?使われる場面や似たニュアンスを持つ言葉、対義語についても解説
残当(ネット用語)の意味とは?
残当とはネット用語で「残念ながら当然」という意味を持つ言葉です。
「残念ながら当然だろう」や「そもそも残念でもないし、当然の結果」という言葉を略したネットスラングで、主にネガティブなことが起きた時に書き込まれる言葉です。
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残当が使われる場面
残当はどういった場面で使われることが多いのかを紹介します。
これは残当
たとえばスポーツニュースで日本のチームが負けてしまうと残念な気持ちになるものの、相手が優勝候補のチームだった場合は「まぁ仕方ない」という気持ちになるでしょう。
そういう時に「これは残当だな」や「まぁ残当なとこでしょう」というように書き込みます。
まぁ残当な結果だな
他にも、やはりネガティブな結果のことを「残当な結果」ということもあります。
たとえば自分が資格試験を受けることになったのにあまり勉強していなかった場合や、自己採点の結果が悪い時などに、実際に落ちたことを知ってから「まぁ残当な結果だな」ということもできます。
ただし、身近な人が失敗したことに対しては、あまり「残当」という表現は使いません。
相手の失敗に対して「当然」というニュアンスの言葉を使うとトラブルになるので注意してください。
残当と似たニュアンスを持つ言葉
残当には似たニュアンスを持つ言葉もあります。
どのような言葉があるのかを紹介していきます。
妥当
「妥当」も残当と同様に使われる言葉です。
「試験に落ちちゃったけど、妥当な結果だと思う」や「まぁこれくらいの結果が妥当なところでしょう」のように、日常的にも使われる表現の一つです。
適当・適切
「適当」あるいは「適切」という言葉も、残当と同様の意味で使われがちです。
たとえば大会で準優勝に終わってしまった時に「残念だったけど、まぁ適当なとこだと思うよ」という言い方をすることもあるでしょう。
「今回はそれほど勉強もしてなかったし、不合格になるのも適切としか言えないなぁ」のように、自分自身の失敗を戒める意味でも使います。
自業自得
優勝候補のチームに負けてしまうような運の悪さが原因ではなく、自分自身の努力不足が原因で残念な結果に終わってしまった場合は「自業自得」という言葉を使うこともあります。
「今回は試験に落ちたけど、勉強不足だった上に10分くらい遅刻して時間も足りなかったから、不合格なのも自業自得だな」のように使われます。
残当の対義語
残当には対義語も存在しています。
こちらも三つ紹介します。
理不尽
どう考えても失敗する要素なんてなかったのに、なぜか失敗してしまうこともあるでしょう。
たとえばチームのうち主力なメンバーが急に体調不良になって負けてしまったり、明らかに自分の方が努力しているのに、自分よりも周りの人の方が世渡り上手で評価されたりするようなこともあります。
そういう時は「こんな結果になるなんて理不尽だ!」や「この評価は理不尽!」と表現します。
不合理
たとえば試験などで例年の最低合格ラインは明らかに超えているのに、周りの人が満点ばかりて落ちてしまう、ということもあります。
そういう時は「残当」という言葉では片づけられない気持ちになるでしょう。
そういった時に「不合理な結果だ!」と言う人もいます。
納得できない
「残念だけど当然」と納得できないような理不尽な状況、あるいは不合理な結果に終わってしまった時は、誰だって納得することはできないでしょう。
そのため「その評価には納得できない」や「不合格だなんて納得できない」と表現することもあります。