だが断るとは?由来・正しい使い方を詳しく解説
だが断るとは?
本来の「だが断る」は、現在の状況をじっくりと検証した上でこの様な結果になるだろうという結論がでているにも関わらずそれでも断るという意味ですが、今回ご紹介する「だが断る」は大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する岸辺露伴の名言のことです。
だが断るの由来
「ジョジョの奇妙な冒険」の「Part4ダイヤモンドは砕けない」で登場する「だが断る」というシーンは、岸辺露伴の敵に怯まないカッコよさから多くのファンの心を鷲掴みにし、ファンだけでなく2chなどネットでも拡散し、いつしか岸辺露伴を知らない人たちにも使われるようになっていきました。
作中での具体的な情景は、岸辺露伴は敵に攻撃され瀕死になってしまいもう助からないという状況で、敵が甘い言葉で助かる条件を提示してきた時に「本当に助けてくてるのか?」と念を押し敵が「約束する」とニヤ~っと笑ったところで「だが断る」とはっきり突っぱねたのでした。
どんな時に使う?
岸部露伴が「だが断る」と言った理由は「自分が最も好きな事のひとつは、自分で強いと思っている相手にNOと断ってやること」だからでした。
このように相手から自分に対して有益なことを提示されたり、誘われたりした時にあえて「だが断る」を使います。
正しい使い方
「だが断る」はとても使うタイミングが難しく、現に間違った使い方をして全く笑えない話にしてしまっている人が多数いるようです。
ここから、その使い方について詳しく解説していきます。
正しく使うコツ
前述したように「相手が自分に利益があることや甘い誘いを持ちかけてきた時」に使いますが、相手が自分より上の立場、優位な立場の人であることが前提です。
「本当に○○してくれるのか?」と聞き返し、条件を呑むだろうと相手が確信した時にあえて「だが断る」と言うのが正しい使い方です。
父親「今度のテスト、100点取ったらお小遣い1000円アップしてやる」
子供「ほ、本当に1000円もアップしてくれるの・・・?」
父親「ああ、してやる。約束する」
子供「だが断る」
父親「ナニッ⁉」
やってはいけない使い方
「だが断る」は、かなりユーモアを持ち合わせて使わないと、ただいきなり断った大変無礼な人間と思われてしまいます。
さらに、条件を満たしていないと普通に断っただけになり、何言ってるんだこの人?と変な空気が流れるので、注意が必要です。
上司「おい、この資料コピーしておいてくれ」
部下「だが断る」
このようにただに断りたい時に使うと「だが」の意味が全くなく、会話として成立しないばかりか上司を怒らせてしまいます。
このような時は「あと10分でこのデータ入力終わらせないといけないので、申し訳ありませんがお急ぎでなければ後ほどコピーしておきます」と答えましょう。