薩摩ホグワーツの意味とは?
薩摩ホグワーツの意味
薩摩ホグワーツは、『ハリー・ポッター』を元ネタとしたインターネットミームです。
薩摩弁を話す薩摩人が作中の魔法術学校である「ホグワーツ」に入学するという設定で、さまざまな二次創作が行われています。
特に確定した概念はなく、作者の好みによって幅広い創作物があるのが特徴です。
薩摩ホグワーツの由来と語源
「薩摩ホグワーツ」という言葉の発祥時期は2023年2月頃です。
この頃『ホグワーツ・レガシー』というゲームが先行発売され、『ハリー・ポッター』シリーズが再注目されていました。
そんな時イラストレーターの松永マグロという人が、ゲームのプレイスタイルを薩摩武士になぞらえた記事をTwitter (現X)に投稿したのです。
ツイートは瞬く間に注目され、そこに記載されていた「薩摩ホグワーツ」という言葉も世間に広まっていきました。
そしてインターネットユーザーたちの手でさまざまな設定の創作物が生み出されるようになったという経緯があります。
ホグワーツ・レガシーとは?
ホグワーツ・レガシーは1800年代のホグワーツを舞台にした没入型ゲームです。
プエレイヤーは自分でキャラクターを作成し、ホグワーツで学校生活を体験します。
そしてホグワーツに隠された真実を探っていくという内容になっています。
2023年2月にPCとPS5版が発売になり、PS4やSwitchなどのソフトが発売されました。
薩摩ホグワーツの主な設定
さまざまな設定がある薩摩ホグワーツですが、主な特徴についていくつかご紹介していきます。
設定① 薩摩人がホグワーツに入学したという設定
一番基本となるのは、「薩摩人がホグワーツに入学した」という設定です。
武士風の格好をし、杖ではなく木刀や刀を持っています。
また、薩摩の武士がホグワーツ魔法術学校に留学生として入学したという設定も見られます。
設定② 薩摩寮がある
ホグワーツには五番目の寮である「薩摩寮」が存在するという設定です。
これは「薩摩藩寮」と呼ばれることもあります。
設定③ 鹿児島県にホグワーツの分校がある
薩摩地方(現在の鹿児島県)にホグワーツの分校があるという設定です。
2023年にはバラエティ番組『月曜から夜ふかし』に登場した男性が、「家はどこですか?」という質問に対して「千葉ホグワーツ」と答える場面がありました。
このことをきっかけにTwitterでは「千葉ホグワーツ」がトレンド入りし、切り抜き動画も多く拡散されたようです。
設定④ 生徒が薩摩訛りで話す
薩摩ホグワーツの生徒は基本的に薩摩訛りで話します。
特有の言い回しがあり、それが人気となっているのです。
中には「何を言っているのか分からない」という意見もありますが、それが面白さの要素ともなっています。
薩摩ホグワーツの派生語
薩摩ホグワーツの派生語に「薩摩イオニー」というものがあります。
薩摩イオニーの「イオニー」は、ハリー・ポッターシリーズの登場人物「ハーマイオニー」から来ています。
ハーマイオニーの声真似をしている「はなまる」という人が「鹿児島弁を話すハーマイオニー」という動画をアップしたことがきっかけで、この言葉が流行し始めました。
そして薩摩ホグワーツとともに、薩摩イオニーもTwitterでトレンド入りを果たしたのです。
現在では薩摩人になったハーマイオニーを「薩摩イオニー」と呼ぶこともあります。