ガチ勢の意味・読み方・対義語・言い換え表現とは?エンジョイ勢との違いや基準・特徴まで詳しく解説
- ガチ勢の意味・読み方とは?
- ガチ勢はいつから使われている?
- ガチ勢の対義語・言い換え
- ガチ勢とオタク・ファン・エンジョイ勢との違い
- ガチ勢は死語?
- ガチ勢の英語表現
- ガチ勢と言われるのはどこから?その基準と特徴
- 5月20日はガチ勢の日
ガチ勢の意味・読み方とは?
「ガチ勢(がちぜい)」とは、「物事に熱中して取り組んでいる人のこと」「特定の物事に関してのコアな情報や知識を持っている人のこと」を意味します。
元々は一つのゲームをやり込んでいるプレイヤーを表す言葉でしたが、近年ではそれだけに留まらず様々な場面で使われるようになりました。
ガチ勢はいつから使われている?
「ガチ勢」が使われ始めた具体的な時期については不明ですが、少なくとも2017年よりも以前には既に存在していたと考えられます。
ネット掲示板「2ちゃんねる」や動画配信サービス「ニコニコ動画」などで使われていたのが徐々に広まり、一般的に知名度の高い言葉になりました。
ガチ勢の対義語・言い換え
ここでは、「ガチ勢」の対義語・言い換え表現をご紹介します。
対義語
エンジョイ勢
ゲームにおいて結果などよりも楽しむことに重点を置いている人のこと。
趣味勢
あくまでも趣味の範囲内で物事を楽しんでいる人のこと。
ライト層
ファンまたはプレイヤーとしてまだ程度が軽い人のこと。物事やコンテンツに対して興味が湧き始めた程度の人のこと。
にわか
ジャンル・コンテンツの知識を少し持ち始めた程度で全てを知ったような顔をしている人のこと。
言い換え表現
マニア
ひとつのことに熱中して取り組んでいる人のこと。
廃人
ゲームなどに夢中になるあまり日常生活に支障をきたしている人のこと。
オタク
興味関心のある物事に対して時間や費用を費やし没頭している人のこと。
ガチ勢とオタク・ファン・エンジョイ勢との違い
先の項目で触れたものもありますが、改めて「オタク」「ファン」「エンジョイ勢」の意味を確認しておきましょう。
オタク:興味関心のある物事に対して時間・費用を費やし没頭している人のこと
ファン:特定の物事・人物を熱烈に支持している人のこと
エンジョイ勢:ゲームにおいて結果よりも楽しむことに重点を置く人のこと
いずれも「ガチ勢」と似ていますが、「ガチ勢」はどちらかというと特定の物事についての専門分野まで持ち合わせている傾向にあり、その意味合いは「ファン」「エンジョイ勢」とは若干異なります。「オタク」は「ガチ勢」に一番近いニュアンスを持っていると言えるでしょう。
ガチ勢は死語?
「ガチ勢」は現在でもたくさんの人にその存在・意味を認識されていて知名度も高い言葉の一つですが、SNSなどで確認すると死語として認識している人が多いようです。
ただし、会話の中などで変わらず使っている人も多い言葉なので、その存在が消えるのはもう少し後になると考えられます。
ガチ勢の英語表現
「ガチ勢」は最近では様々な分野で用いられる言葉ですが、本来の「ゲームをやりこんでいる人」という意味の言葉としては "hardcore gamer" が一番近しい英語表現となります。
"hardcore" とは「筋金入りの」「熱烈な」という意味の言葉。ガチ勢の熱心さをうまく表していると言えます。
ガチ勢と言われるのはどこから?その基準と特徴
「ガチ勢」と呼ばれる人には、以下の特徴が共通していることが多いです。ガチ勢かどうかを判断するための基準とも言えるものがほとんどなので、自身が当てはまるかチェックしてみてください。
ゲームなど興味の対象物に時間を費やす
ガチ勢と呼ばれる方のほとんどは、好きなものや興味の対象物に自由時間のほとんどを費やします。
時には食事時間を割いたり睡眠時間を犠牲にすることもしばしば。そのため、生活リズムが乱れて体調を崩してしまうこともあります。
惜しむことなく課金する
課金とは、更なるサービスやコンテンツを楽しむために料金を支払うことです。
スマホゲームで例えると分かりやすいですが、ゲーム自体は無料で楽しむことができても、レアアイテムや目当てのキャラクターを引き当てたり、ゲームをより有利に進めるには課金をする必要があります。基本的には課金をせずともクリアすることは可能ですが、ガチ勢と呼ばれる人はお金を惜しむことなく課金をします。
有名なエピソードでは、YouTuberのヒカキンさんが過去に課金をし過ぎたせいでクレジットカードが止められてしまったことがあります。その額は1年間で約550万円。課金をし過ぎたことに後悔している人は実は少なくありません。
ガチ勢同士で仲良くなる
熱中している物事についてより深い話をしたり、強いプレイヤーと一緒に楽しみたいと考えるガチ勢は、同じように考えている人と仲良くなる傾向にあるため、ガチ勢同士で集まることが多いようです。
新たにファンになった人との交流が少なくなってしまうため世界が狭まってしまいそうに思えますが、例えばエンジョイ勢の人や趣味勢の人とは楽しみ方の方向が異なるため、それぞれの楽しみ方ができ快適だと言えます。
5月20日はガチ勢の日
実は毎年5月20日は「ガチ勢の日」とされており、「ギャツビー」などの商品を手掛ける株式会社マンダムによって制定された日です。
なぜ5月20日になったかというと、「5×20」の式を解くと丁度100の値が出ますが、この「100」は本気度合いを表しているとしたため。
また「ギャツビー」を使って汗・匂いの対策を万全にし、ガチで活動することができるようにとの意味合いも込められているとこのこと。これらの理由から、5月20日を「ガチ勢の日」にしたようです。