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オワコンの意味とは?

(公開日: 2022年4月4日)
目次

オワコンの意味

オワコンとは、ユーザーに飽きられた時代遅れのコンテンツを意味する言葉です。

一時はとても流行していたのに、ブームが過ぎて徐々に時代に合わなくなったものに用いられることが多いです。

こちらの一覧にも収録されています。

オワコンの語源と由来

オワコンは「終わったコンテンツ」の略で、ネットスラングとして若者の間で使われています。

2010年にネット掲示板にアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」について「ハルヒは終わったコンテンツ」と書き込まれたことがきっかけで、「オワコン」という言葉が誕生しました。

オワコンの使い方が間違っている人が多い?

オワコンは「既にブームが過ぎ去った」といった意味合いで使われがちですが、実は完全にブームが終わったものに対しては使いません。

以下のような条件の時にオワコンという言葉は使われます。

  • ブームがもうすぐ終わりそうなもの

  • 早くブームが終わってほしいと思うもの

  • もうすぐブームが終わると予想できるものに対して煽る

また、オワコンはコンテンツだけに対してだけでなく人物に対しても同じように使うことができます。

ただし人物に対して使う場合は失礼にあたる可能性があるので、実際には口に出さない方が良いでしょう。

オワコンは死語?

「オワコンという言葉自体もうオワコン」という意見をよく見かけますが、最近ではオワコンはもう死語なのではないかと言われています。

そもそもこのオワコンという言葉が生まれたのは2010年で、10年以上ネット上や若者の間で使われてきました。

しかし近年オワコンという言葉の存在や意味を知らない中高生が徐々に増加してきており、オワコンを使う世代が少なくなりつつあります。

言葉の流行り廃りはとても早いものですが、今後若い世代での認知度がどんどん下がっていけば、このオワコンという言葉も確実にオワコンになり死語となっていくのは否めません。

オワコンの具体的な例

ここからは、一般的にオワコンと言われている物をいくつかご紹介します。

ガラケー

ガラケーとはガラパゴス携帯の略で、スマートフォンが登場する以前に一般的に使用されていた携帯電話のことです。

スマートフォンが主流になってからも一定数このガラケーを使う人も存在しましたが、3G回線サービスを2022年以降終了する通信会社も増えてきたため、スマートフォンへの移行をする人も多くなりました。

ガラケーも徐々にオワコンになりつつあると言えるでしょう。

たまごっち

たまごっちとは、1996年にバンダイから発売されたゲームです。

キャラクターを育てる手のひらサイズの小さなゲームで、新しいバージョンが発売されるたびに入手困難になるほど多くの人の間でブームを起こしてきました。

今では小中学生が中心に楽しむものとして一部ではオワコン扱いされてはいるものの、2021年には発売から25周年という節目を迎えるなど、その人気は今でも根強いです。

チョコミント

好きな人と苦手な人とに分かれるチョコミントですが、2016年頃から人気に火が付き空前のチョコミントブームとなりました。

2017年にはTBSの番組「マツコの知らない世界」でチョコミント特集が組まれたことでその人気は益々加速し、それからというものチョコミント味のパンや菓子類、ドリンクまで様々な商品が開発・発売されてきました。

最近ではその人気はやや落ち着き始めたのでオワコン扱いされている側面もありますが、暑い季節には今後も毎年話題になると考えられます。

オワコン扱いされていたがその後定番化したもの

ここからは、一時はオワコンとして扱われていたもののその後定番のものとして人々の生活に根付いたものをご紹介していきます。

フルーツサンド

フルーツサンドが一番最初に流行したのは2010年代後半だと言われています。

2010年代後半と言えばInstagramが大流行し始めたばかりでその頃には既に「インスタ映え」という言葉が誕生していましたが、インスタ映えするとして人気に火が付いたのがフルーツサンドです。

果物を贅沢に使用したものや断面が花のようになっているものなどは見た目のインパクトも強く、「萌え断」という言葉が生まれるほどでした。

その見た目の良さはインスタ映えにはもってこいで、そこから徐々にフルーツサンドの専門店が増加し定着しました。

季節ごとのフルーツが丸ごと使用されているものなどは贅沢感も味わえるので、自分へのちょっとしたご褒美にもぴったりです。

タピオカジュース

タピオカは3回にわたりブームが訪れていると言われています。

一度目は1992年のことで、その頃はまだジュースではなく、ココナッツミルクと小さくて白いタピオカをスプーンですくって食べるものでした。

二度目は2008年。2008年に入ると黒糖で味付けされたタピオカとミルクティーが合わさったドリンク型のものが誕生し、台湾で展開していたタピオカ専門店が日本に上陸してからその人気に再度火が付きました。

そして、「第三次タピオカブーム」とも呼ばれる3度目のブームの到来は2018年のことです。

台湾の食事や文化が流行し始めたことがきっかけで再びタピオカが注目され始めました。

黒糖ラテ・ミルクティー・抹茶ラテ・アイスティーなどお店ごとに様々な味が楽しめるだけでなく、見た目も良くインスタ映えするので今後もタピオカジュースの人気は根強いと予想できます。

オワコンを使った例文

ここからは、オワコンの具体的な使い方を例文を通して確認していきます。

例文1.『好きなアニメがオワコン扱いされた。』

まだオワコンではないにもかかわらず、既に終わったものとして扱われることを「オワコン扱い」と言います。

自身の好きな人や物などのコンテンツを周囲の人がオワコン扱いしてくるというのも時にはあることです。

例文2.『日本の就活オワコン。』

最近では、日本の就職活動についてウェブ検索をするとこの例文のような結果が出てくることが多いです。

海外と比べて少し遅れている側面もあるかもしれませんが、オワコン扱いすることなく良い側面にも注目しましょう。

例文3.『タピオカはまだオワコンではない。』

2018年頃から「第三次タピオカブーム」というものが起こり、タピオカは瞬く間に若者の間で爆発的に流行しました。

最近では韓国の「トゥンカロン」や「ロゼトッポギ」などが流行しているようですが、それでも尚タピオカの人気は衰えておらず、オワコンと言うにはまだ早いのかもしれません。

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