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MADの意味とは?

(公開日: 2022年5月10日)

MADの意味

MADとは、元々ある動画・音声・音楽を使い構成・編集して動画を再作成したものを意味し、読み方は「まっど」です。

あくまでも個人の二次創作物として扱われますが、近年では著作権侵害に該当するという意見もあります。

ネットスラングの一覧にも収録されています。

MADの語源と由来

MADは英語の "mad" が語源となっています。

"mad" は「発狂している」「気が狂った」などの意味を持つ単語で通常 "go mad(発狂する)"のように用いられますが、MAD作品は他の動画と比べてやや癖のあるものが多いためこの単語が使われたのかもしれません。

現在はMADという呼び方で定着していますが、以前までは「MADテープ」「きちがいテープ」などと呼ばれていました。

MADの発祥

1970年頃~1990年頃までカセットテープで様々な音声を繋ぎ合わせて一風変わった作品を制作する遊びが流行しました。

当初は「きちがいテープ」という名前で通っていましたが、大阪芸術大学の有志によって製作された「NEW MAD TAPE」がきっかけとなって「MADテープ」という呼び名に変わりました。

インターネットの発展・普及に伴い動画投稿サイトに投稿されるMAD作品の数も増えたため、MADというジャンルが確立されたと言えます。

MADの種類

音MAD

音MADとは、ニュース・CM・アニメなどの様々な映像と音楽・音源を組み合わせ再編集したものです。

「音系MAD」「音声MAD」と呼ばれることもあり、動画配信サイト「ニコニコ動画」ではこの音MAD動画の投稿・視聴が今でも人気です。

音MADを制作する上でよく素材として扱われるものとしては、アニメ「DEATH NOTE」「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」やマクドナルドのキャラクター ドナルドなどが有名で、これらの音源や動画を使用した数多くのMADが投稿されましたが、最近では著作権の関係で削除されることもあるようです。

手書きMAD

手書きMADとは、製作者自らが描いたイラストと音源とを組み合わせて一つの動画にしたもののことです。

音源は使用していても元々の映像は使用していないため、音MADとは違って著作権法違反として動画を削除されない場合も多いです。

製作者それぞれの個性・センスが出やすいため、同じ音源を使用したMADであっても内容は全く異なります。

好きな製作者を一人でも見つけておけば、隙間時間を充実したものにできるでしょう。

MADの作り方

ここからは、MADの作り方を簡単に解説していきます。

1.使いたい素材・音源を決める

まずはMADを作成する上で使いたい素材と音源を決めます。

気に入っている音楽・CM・アニメなどたくさん素材を集めておくと、制作している中で新たなアイディアが湧いてきて、当初では想像していなかったような面白い作品が出来上がるでしょう。

2.編集ソフトを使って音声を編集する

素材が決まったら音声を先に編集します。

MADの制作者によく使われている音声編集ソフトは以下のものです。

  • REAPER

  • SoundEngine Free

  • CakeWalk など

特にREAPERは音声編集がしやすく使いやすいとの声も多いので、自身に合うかどうか一度試してみて損はないでしょう。

3.編集した音声に合わせて動画を作成する

無事に音声が完成したら、音声に合わせて動画も作成していきます。

動画作成をする際に役立つ動画編集ソフトも併せてご紹介します。

  • Filmora

  • Lightworks

  • AviUtl など

手書きMADを制作する場合はイラストを描くという作業もあるので、動画を投稿サイトにアップロードしたい日時から逆算し計画を立てて制作するようにしましょう。

4.編集した音声と動画を組み合わせ、最終チェックする

編集した音声・動画を組み合わせて違和感を感じる箇所はないかなどを細かくチェックします。

途中音声や動画が止まるという個所などがある場合はその周辺の箇所をもう一度編集しなおし、完成したら動画投稿サイトにアップロードしましょう。

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