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キリ番の意味とは?

(公開日: 2022年6月7日)

目次

キリ番の意味とは

キリ番とは、インターネット上のホームページ閲覧数がキリの良い数字であるという意味です。

「2000」や「9999」など、キリがよく見た目もよい数字が「キリ番」と呼ばれています。

SNSがあまり普及していなかった頃、自分の創作物を公開したりブログを書いたり、個人でホームページを持っている人が多くいました。

そこに設置されていたのが、自分のホームページを何人の人が閲覧したのかが分かる「アクセスカウンター」です。

このアクセスカウンターがキリのよい数字になると、「キリ番を踏む」と表現していました。

ネットスラングの一覧にも収録されています。

キリ番の語源

「キリ番」というインターネット用語は1990年代〜2000年代にかけて生まれた言葉であると言われています。「キリ番」は「キリの良い番号」という言葉を略したものです。

もともと「キリ番」はゾロ目の数字だけを意味していましたが、次第に語呂合わせや見た目の綺麗な番号などさまざまなものが「キリ番」として採用されるようになったのです。

キリ番を踏んだら特典がある?

キリ番を踏んだ閲覧者には、様々な特典が用意されています。その一例をご紹介していきます。

特典1.自分のリクエストを聞いてもらえる

二次創作系のホームページでは、キリ番を踏むと自分がリクエストしたシチュエーションや登場人物を使っての創作を運営者に依頼できるという特典があります。

これを「キリリク」と呼び、キリ番を踏んだ人への大きなメリットとなっていました。

特典2.お祝いメッセージが表示される

キリ番を踏んだ人には、ホームページ上にお祝いメッセージが表示されたり、お祝いアニメーションが表示されたりすることがあります。

キリ番を踏んだ人しか見ることができないため、ホームページ運営者のファンなどにとっては大きな特典となっていました。

時には運営者から「キリ番」の記念としてプレゼントがもらえることもあったようです。

現代におけるキリ番

ホームページ上に設置されたアクセスカウンターで閲覧者を数える意味での「キリ番」は、現在では死語に近いものになっているようです。

現代における「キリ番」は、SNSのフォロワー数であったり、YouTubeなど動画コンテンツの再生数における「キリのよい数字」と言う意味で使用されることが多くなりました。

「キリ番」の意味は時代と共に変化していると言っても良いのです。

キリ番の種類

キリ番には様々な種類が存在します。その一例を見ていきます。

種類1.ゾロ目

最も一般的なキリ番です。「2222」や「999」など、同じ数字が並んでいるものを「ゾロ目」と呼びます。

このゾロ目を狙って1日何度もサイトにアクセスする人がいたほど、ゾロ目のキリ番はホームページ閲覧者にとって重要な数字でした。

種類2.階段

階段とは、数字が階段のように順番に並んでいることを意味します。例えば「12345」や「4321」といったものです。

なんとなく見た目がすっきりして気持ちがよいことから、キリ番として採用されるようになりました。

種類3.語呂合わせ

数字の並びに意味を当てはめたものを「語呂合わせ」と言います。「5963(ご苦労さん)」や「1192(いい国)」などがその一例です。

また、ホームページ運営者が好きなキャラクターの誕生日や何らかの記念日など、サイトによってキリ番が違うこともありました。

キリ番の使用例

最後に「キリ番」と言う言葉の使用例をご紹介していきます。

使用例1.『ホームページを見たら偶然キリ番達成できた。』

本来の意味での「キリ番」の使用例です。

キリ番を狙って故意にアクセスする人も多くいましたが、偶然キリ番を達成できる方がなんとなく嬉しく感じるものです。

使用例2.『フォロワーが5001人に!キリ番見逃した…。』

こちらは現代の意味での「キリ番」です。

自分のSNSフォロワー数を見たら5001人に。5000人のキリ番を見逃してしまったという時の使用例です。

ピッタリの数字をキリ番とすると、次のキリ番は6000人。あと1000人増やすにはかなりの時間がかかってしまいそうです。

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