公開処刑ってどういう意味?事例や類語も解説
公開処刑の意味
公開処刑とは、公衆の面前で恥をかかされるという意味のネットスラングです。
実際の処刑のように身体的な罰を受けたわけではなくても、恥をかくことを公開処刑と表現します。
自分自身で「公開処刑された!」と表現することもあれば、誰かの写真や投稿などを目にした時に「これってもう公開処刑じゃん!」と使うこともあります。
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公開処刑の具体的な事例
公開処刑というと、なんとなく痛いことを想像する人も多いでしょう。
しかし、ネット上での公開処刑はそういった意味を持ちません。
具体的な事例を紹介します。
芸能人とのツーショット
憧れの芸能人とのツーショットは、本来とても嬉しいものです。
しかし、場合によっては公開処刑になってしまうケースも少なくはありません。
たとえば美男美女の芸能人とツーショットで写真を撮ると、自分がどんなにおしゃれをしていても、なんとなくみっともなく見えてしまうでしょう。
さらにそうした投稿が誰かによってSNSに投稿されて出回ると、恥ずかしい思いをすることもあります。
そのような時に「こんな公開処刑になるなんて!」や「素敵な思い出のはずが公開処刑になってしまった!」と表現されます。
等身が違う人と並ぶ
芸能人とのツーショットだけが公開処刑になるとは限りません。
自分の友達でも、まるでモデルのような体型をしている人もいるでしょう。
そういう人と並んで歩くことを公開処刑だと感じる人もいます。
二人の時は外見にコンプレックスなんか抱かないのに、外出先で周りの人の目が気になると公開処刑だと思ってしまうのです。
しかも周りから「なんか不釣り合いだね」や「遠近感が狂いそう」なんて声が聞こえてくると、さらに公開処刑だと思うでしょう。
他にも彼女の方が圧倒的に背が高くスタイルが良くて、彼氏の方がちょっとちんちくりんな外見をしているカップルに対して、周りの人たちが「公開処刑だね」なんて言うこともあります。
さらに、芸能人同士でも公開処刑という言葉が使われることがあります。
たとえば美形俳優とお笑い芸人さんが並んでいる写真を見て「同じ人間とは思えないから公開処刑!」なんて言う人もいるでしょう。
他にも同じ俳優なのに明らかに容姿やスタイルが違うと「二人とも演技はいいけど、写真だけだと公開処刑になるね」なんて使い方をされることもあります。
公開処刑の類語
公開処刑の類語としては「つるし上げ」という言葉もあります。
ただし、ネット上では「つるし上げ」という表現はめったに使われません。
「つるし上げ」というと、どうしても「多くの人が見ている前で怒る」や「公衆の面前で恥をかかせる」という意味になります。
そのため、公開処刑とは少しニュアンスが違ってきてしまうのです。
ちょっと自虐的なニュアンスを含んだり軽い意味で使うのであれば「公開処刑」という表現の方が適する場合も多いでしょう。