召されるの意味とは?由来・使い方・類義語を解説
(公開日: 2022年11月17日)
召されるの意味とは?
召されるにはいくつか意味があり、「着物を召される」「風邪を召される」といったように「○○する」の尊敬語として使われる時と、「天に召される」といったように「神の世界に招かれる」時に使われます。
今回紹介するのは若者が近年よく使う「召される」で、こちらは「天に召される」に感覚としては近いものがあり、好きなもの(推し)に対する気持ちが限界を超えてあふれ出し、魂が昇天してしまいそうな状態を指しています。
召されるの由来
いつ頃からかは不明ですが、オタクと呼ばれる人たちの間で生まれて広まり、今ではSNSなどで一般的に使われるようになっています。
「萌え」「尊い」もそれぞれ推しに対する強い愛情を表しますが、「召される」はそれらをさらに超えた最上級レベルのとても激しい感情の高ぶりを表現する際に使います。
使い方・例文
実際「召される」を使う時なんてあるの?いつ使えば良いの?という方のため、例文を用意しました。
例1.「推し間近で見ちゃった。召される~」
熱狂的に推しているアイドルを手を伸ばせば届きそうな距離で見てしまい、卒倒しそうなほどの興奮、幸せの絶頂にいることを「召される」で見事に表現しています。
「めっちゃうれしい」「本当に幸せ」という言葉よりも的確に心情を伝えることができ、さらに推しへの愛情の深さまでが手に取るようにわかります。
例2.「このアニメ良すぎて召される」
作品のストーリー、キャラクター、映像のどこをとっても素晴らしく、心が震えるほどの感動を与えてくれたアニメを友人におすすめする際に添えた一言です。
「召される」の言葉により友人は「そんなに良かったんだね、じゃあ期待して観てみよう」という気持ちになります。
召されるの類義語
墓立てる
推しへの高ぶった気持ちに押しつぶされそうになり「墓を立てる」という、昇天して召されると同様の意味を持ち、多くは顔文字で表現されます。