七草粥とはいつ?なぜ?由来と意味
(公開日: 2023年4月16日)
七草粥はいつ?
七草粥は、毎年1月7日の人日の節句の時に食べる行事食のことです。
春の七草(セリ・ナズナ・スズナ・ゴギョウ・ホトケノザ・ハコベラ・スズシロ)をお粥に入れた食べ物で、1月7日の朝食にいただくとされています。
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七草粥の意味
七草粥には、無病息災・健康長寿を願う意味合いがあります。
また、七草一つひとつにも以下のような意味が込められています。
セリ:勝負事に競り勝つ
ナズナ:撫でて汚れを取り払う
スズナ:神様を呼ぶ鈴
ゴギョウ:仏様の体
ホトケノザ:仏様がゆっくり座っている様子
ハコベラ:子孫繁栄
スズシロ:清らかで汚れのない様子
七草粥の由来
七草粥は、元々唐の時代の中国で七種菜羹(ななしゅさいのかん)という7種の野菜を使った汁物が、人日の節句の日に食べられていたことに由来します。
この七種菜羹が日本に伝来して七草粥の風習が誕生したと言われていて、平安時代には既に七草粥が食べられていました。人々の間にまで深く定着したのは江戸時代頃から。七草粥は我々日本人にとって古くからとても馴染みのある食べ物だと言えるでしょう。
七草粥の日によくあるイベントや行事
1月7日には、全国の神社で参拝者に七草粥が振舞われることが多いです。
例えば各神社ごとに縁起が良いとされるものを公開したりと、それぞれに特色があるため訪れるだけでもとても楽しむことができます。