和菓子の日とはいつ?なぜ?由来と意味
(公開日: 2023年4月27日)
和菓子の日はいつ?
毎年6月16日は和菓子の日です。
洋菓子の日は9月29日、毎月15日はお菓子の日なので、併せて覚えておきましょう。
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和菓子の日の意味
和菓子の日は、日本独自の歴史や食文化の中で誕生した和菓子を後世まで伝えるため努力を積み重ねることを目的として、1979年に全国和菓子協会によって制定されました。
和菓子の日の由来
和菓子の日は、「嘉祥(かじょう)の日」に由来していると考えられています。この嘉祥の日については複数説があるようですが、平安時代に疫病が流行した際に仁明天皇が元号を承和から嘉祥に改元し、厄除招福を願って6月16日に神前に16種類の菓子を備えたという説が濃厚です。
これが「嘉祥菓子」が始まるきっかけになったと考えられており、この風習はやがて庶民の間でも定着しました。その後一度は忘れ去られそうになった嘉祥の日ですが、1979年に全国和菓子協会によって和菓子の日として改めて制定されたため、現在においても新たな形として残っています。
和菓子の日によくあるイベントや行事
これまで和菓子の日には、神社での和菓子の奉納イベントや和菓子作り体験、和菓子の無料配布などが全国的に行われてきました。有名な和菓子屋では、嘉祥の日にちなんで「嘉祥饅頭」などを販売することも。
嘉祥の日から和菓子の日に名称が変わってしまったとしても、厄除招福の意味合いは現代でも強いと言えます。普段あまり和菓子を食べることはない方もこの日は和菓子を手に取って、その美しさや素晴らしさを後世にも伝えていきましょう。