なのでの言い換え表現・類語一覧。ビジネスでも使える
なのでの意味
「なので」は「だから」「であるから」など、理由を説明する時に使用する言葉です。
断定の助動詞である「だ」の連体形か形容動詞の連体形活用語尾に接続助詞「ので」を付けたものですが、最近では接続詞として使われることが多いです。
なのでの言い換え表現と類語
ですので
「ですので」は文と文を繋ぐ接続詞の役割をする言葉です。
「ですので、先日申し上げたように」など、文の頭に付けるのは正しい使い方ではありません。
また、「ですので」は主に話し言葉として使うのが最適と言えます。
だから
「だから」は先述した事柄の理由を説明する言葉として使われます。
「とてもお腹が空いた。だからご飯を作った」など後ろの文章を導いています。
ですから
「ですから」は「だから」を丁寧に言い換えた言葉です。
「17時以降は自宅にいます。ですから17時以降でしたら大丈夫です」のように使います。
語気を強めると相手を威圧するような話し方になってしまうことがあるため、注意が必要です。
それだから
前の事柄と後の事柄を繋ぐ接続詞の役割を果たす言葉です。
前の事柄が理由となり、後の事柄を導いています。
「難しい問題だ。それだからやる気が起こる」のように使用します。
そのため
「そのため」は文と文を繋げる接続詞の役割をしている言葉です。
連体詞である「その」と名詞である「ため」から構成されます。
「練習中に怪我をした。そのため、試合に出られなかった」というように使います。
したがって
「したがって」は推論の接続詞と呼ばれています。
文と文を繋げる役割をし、主にビジネス書や論文、評論などに多く登場する表現です。
動詞である「従う」の連用形に接続助詞「て」が付いた言葉です。
それゆえ
前の話から次の話へ話題を運ぶための接続詞として使われます。
「彼女は病気になった。それゆえ、仕事を辞めざるを得なかった」のように文と文の間に挟んで使うことが多いです。
漢字では「其れ故」と表記します。
ゆえに
「ゆえに」は「このような理由で」「このようなわけで」を意味する言葉です。
数学の証明問題などによく登場し、記号では「∴」と表します。
順接的な意味ではなく、逆説的な意味でも使用できます。