一応の言い換え表現・類語一覧。ビジネスでも使える

一応の意味

「一応」は細かいところは置いておき、ひとまずという意味の言葉です。

曖昧な表現であるため、改まった場での使用は避けた方がよさそうです。

一応の言い換え表現と類語

ひとまず

「ひとまず」は今後のことは置いておき、一応区切りをつけるという意味で使われる言葉です。

名詞を修飾する時にも使うことができます。

「彼女の無事を知って、ひとまず安心した」などの使用例があります。

とりあえず　　

「とりあえず」は他のことは置いておき、まず第一にという意味で使われる言葉です。

漢字では「取り敢えず」と表記します。

「とりあえず、現在収集可能な情報を集める」などの使い方ができます。

差し当たり

「差し当たり」は現在のところ、今のところという意味の言葉です。

ビジネスシーンでもよく使われる言葉ですが、あまり多用すると仕事をいい加減にしている印象になってしまいますので、注意が必要です。

「その件に関しては、差し当たり検討させていただきます」などの使い方ができます。

いったん

「いったん」は、「一時的に」「しばらくの間」という意味で使われる言葉です。

「ひとまず」と同じような使い方ができ、ビジネスシーンでもよく見かけます。

「その件に関しましては、いったん保留にさせていただけないでしょうか？」などの使用例があります。

とにかく

「とにかく」はいろいろな事情があることはとりあえず置いておき、というニュアンスで使われる言葉です。

古くは「とにかくに(あれやこれや)」という言葉でした。

当て字には「兎に角」が使われます。

ともかく

「ともかく」は、「とにかく」と同じような意味で使われる言葉です。

細かいことは考えず、行動するというニュアンスを含みます。

「ともかくやってみよう」などの使い方ができます。

何はともあれ

「何はともあれ」は、細かいことは置いておき大切な部分を見るという意味の言葉です。

どちらかといえば前向きな文章表現で使われます。

「何はともあれ、あなたが無事でよかったです」などの使用例があります。

大体

「大体」は、細かい部分を除いた主要なところを意味する言葉です。

また、物事の数量などを大まかに捉える様子を「大体」と言います。

「今日の作業は大体終わった」などの使用例があります。

大抵

「大抵」は、物事の大体の様子を表す言葉です。

全体のうち全部ではないが大部分という意味で使われます。

「彼は日本語を大抵理解している」などの使用例があります。

おおむね

「おおむね」は、物事が全部ではないがほとんどという意味で使われる言葉です。

漢字では「概ね、大旨」と表記します。

「彼の考え方はおおむね正しい」などの使い方ができます。